おかげさまで創業49年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは営業の松井です。
昨年に『とことん実証!騒音測定の巻-其の①-』(→こちら)で取り上げた住宅が
先日完成を迎えました。
JR宝塚線が目の前で建築した木造二階建ての住宅ですが、
今日は完成した住宅の内部で騒音測定をおこなった様子をお届けします。
こちらの住宅では、線路に面するお部屋の窓を防音対策として
2重サッシ(もちろんペアガラス)+ 雨戸シャッターとしています。
そこで実際に電車が通過する度に、
①外側サッシのみ、②内外2重サッシ、③雨戸シャッター併用
と、段階的に締めた状態で測定し、音がどれだけ伝わり難くなるか実験しました。
測定に使用したのはこの騒音測定器(正式名は騒音計みたいです。)
前回、建物が建つ前の土地で測定したところ、
通常時が44~46dB、電車通過時が74~76dBでした。
74~76dBはボウリング場と同じくらいの騒音です。
で、実際に室内で窓を閉めてみて測定しました。
その結果は・・・
以上のような測定結果となりました。
結果を見るとシャッターまで閉め切ってしまえば、電車が通っていても通常時の屋外と
ほぼ同じレベルまで軽減できました。
体感的にも、電車が通過していることは判りますが、「うるさい」というレベルではない
と感じました。お住まいになるお客様からも「気にならない」との感想でしたので、
2重サッシをお奨めした甲斐がありました。
ちなみに窓だけでなくもうひと工夫として、24時間換気の排気フードも防音タイプに
変更したことも効果があったと思います。
今回測定したのは木造住宅でしたが、参考までに国道176号線に面している
鉄筋コンクリート造の『RCの家』モデルハウスでも測定してみました。
こちらのサッシもペアガラスですが、二重サッシにではなく、雨戸シャッターも
ありません。
その結果は・・・
サッシを閉めた状態(日中で交通量多め)・・・39dB~44dB
サッシを開けた状態( 〃 )・・・59dB~64dB
単独のサッシだけでも20dBの軽減効果がありました。
今回の測定を通じて、線路沿いや交通量の多い幹線道路沿いで建築される際には、
あらためて2重サッシや雨戸シャッターを併用することが効果的だと感じました。
※前回の記事はこちらから→とことん実証!騒音測定の巻-其の①-
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