おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。
営業の吉川です。
桜、入学式、新入社員・・・
ようやく春の訪れと思いきや
また寒さが戻ってきました。
季節の変わり目で気温の変化が激しいからか、
社内でも風邪気味の社員が増えております。
どうぞ皆さまも体調管理には十分にお気をつけくださいませ。
嬉しいことに、三和建設は「鉄筋コンクリート住宅に長けている」とのことで
築年数の経過したRC住宅にお住まいのお客様から、改修のご依頼をよく受けます。
今回は築30年以上が経過した鉄筋コンクリート住宅(他社施工です)の
床鳴り補修の様子をご紹介します。
今回は、「カーペット敷きのお部屋の床の一部がフワフワして床鳴りがするので直して欲しい」とのご依頼でした。
上はカーペットをめくった下地の状態です。踏んで音が鳴る箇所に、マーキングをします。
床鳴りの原因はさまざまありますが、なんらかの原因で合板下に隙間ができて
①下地材の構造用合板の継ぎ目がこすれて鳴る
②釘を打っている箇所で釘孔に遊びができて鳴る
ケースが多いようです。
竣工後、年月と共に木材は乾燥が進み、やせたり、反ったりします。
床下地材に利用される構造用合板は無垢材とちがって変形は少ないものの、全くゼロではありません。
また床の場合、長い期間に同じ箇所を踏まれることで振動し、釘の効きが甘くなる場合があります。
力強く踏み込むとギュッと不快な音が鳴るのは、釘や木材同士がこすれている音がほとんどです。
下地合板をめくって、床根太の補強をおこないます。
30年以上も前の住宅の場合、床下に断熱材が無いケースも多いのですが、
こちらの住宅はしっかりと入っていて当時の設計者や施工会社の姿勢がうかがえます。
音が鳴る箇所に開口を開け、周囲に床根太を付け足します。
下地合板をしっかりと固定し動かなくすることが大切です。
床根太補強の後、下地合板を戻しました。
新たに付け足した床根太にしっかりとビスで固定します。
今回のお宅では、床が大きく沈みこんではいないものの釘留めが甘くなっている箇所も見受けられました。
そこで「コンパネビス」の増し打ちをおこないました。
これで下地の補強工事は完了です。
鉄筋コンクリート住宅の場合、施工会社によって床下地の納まりが若干異なります。
こちらの鉄筋コンクリート住宅の1階床下では、木組みの床下地となっていて、
木造住宅と同様に床下に人が入れるくらいのスペースがありました。
白く見えているのは床下断熱材のスタイロフォームです。
換気孔も適切に設けられていてよく乾燥しており、良好な床下環境になっていました。
ちなみに・・・
当社の鉄筋コンクリート住宅の場合、基本的に床下空間はありません。
ただお風呂やキッチン、洗面所やトイレといった水廻りには床下空間を設けています。
これは将来的に設備配管の維持メンテナンスが必要になることを想定しての取り組みです。
30年前の当時・・・
おそらく作り手は30年後の改修のことなど思いつきもしなかったことでしょう。
今回の住宅では床下空間があることで将来的な設備配管の維持メンテナンスも容易にできそうですが、
中には困難なコンクリート住宅もあるのです。
「せっかく長持ちする鉄筋コンクリート住宅なのだから・・・」
三和建設では将来的なアフターメンテナンスやリフォームのことも視野に入れた
家創りに取り組んでいます。
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