2015.04.14

RCで創る四季を楽しむ邸宅・・・内部墨出し

おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

こんにちは。
営業の沖田です。

それにしてもよく降ります。
このように3月下旬から4月上旬にかけて、菜の花の咲いている時期に降り続く雨を
「菜種梅雨」と呼ぶようです。
鬱陶しい雨ですが、この名前だと風情があって粋に感じます。

 

 

大阪で建築中の鉄筋コンクリート住宅は、
開口部のサッシやドアも取り付いて、これから内部造作工事に取り掛かろうとしています。

RCで創る四季を楽しむ邸宅・・・内部墨出し①三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

1階エントランスホール正面にも、大きな連窓サッシが取り付けられていました。
完成すると、中庭を望むことができます。

 

 

この日も外はしとしと雨が降り続いていましたが、
建物内部では監督と大工さんが内部造作工事前の「墨出し」作業をおこなっていました。
写真は2階フロアでの作業の様子です。

RCで創る四季を楽しむ邸宅・・・内部墨出し②三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

「墨出し」とは、仕上げ工事の前に床・壁の中心線や仕上げ面の位置など、工事の基準となる線を
床や壁に記す作業のことです。
大工さんが墨つぼを使って墨で表示することから、「墨出し」呼ばれています。

 

 

現場では設計図の壁中心線を、現場監督と大工さんが床に記していました。

RCで創る四季を楽しむ邸宅・・・内部墨出し③三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

監督   「いいですか?」

大工さん 「おう、いいよ!」

手際よく墨出しは進められ、みるみるうちにコンクリートの床に墨のラインが描かれていきます。
このライン上に間仕切り壁を作るので、間違いのないように慎重に作業をおこなっていました。

 

 

間仕切りのない2階フロアは見通しもきいて広々しています。
壁と天井は薄緑色ですが、これはコンクリートと一緒に打ち込んだ断熱材なのです。

RCで創る四季を楽しむ邸宅・・・内部墨出し④三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

 

 

また墨出しと並行して、外壁に直交するコンクリート壁や梁(熱橋部分)に断熱材を貼る作業も
進められています。

RCで創る四季を楽しむ邸宅・・・内部墨出し⑤三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

 

 

RCで創る四季を楽しむ邸宅・・・内部墨出し⑥三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

2階建ての2階部分では、上部の屋根から熱がコンクリート躯体を伝ってくるのを抑止するために
室内のコンクリート壁上部(梁部分)にも熱橋用断熱材を貼っています。

ちょっと手間のかかる作業ですが、コンクリート住宅の特性を理解し、細部まで手を加えることで
より一層快適な室内空間が実現できるのです。

ここも三和建設のこだわりポイントのひとつなのです。

 

 

フロアの中央には、今度は床に敷き詰める断熱複合ボードが積まれていました。

RCで創る四季を楽しむ邸宅・・・内部墨出し⑦三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

コンクリート床に直にフローリングを敷く工法もあるのですが、床下地の固さがダイレクトに伝わり、
とても快適と呼べる仕上がりにはなりません。

床仕上げの下地としてこの断熱複合ボードを敷くことで、断熱性能と床のクッション性の向上にも
なっています。

 

 

ひと言で鉄筋コンクリート住宅と言えども、コンクリートの仕上がり具合や断熱施工への取り組みなど
施工会社によってさまざまです。

三和建設は今年創業50周年を迎えました。
その間、病院や診療所、保育園や福祉施設、マンションやテナントビルを始め、
数多くの鉄筋コンクリート建物を手掛ける中で、コンクリート建築のノウハウを得てまいりました。

 

 

そして現在・・・

そこから得た設計施工の技術力で、コンクリート技術者たちが一邸一邸真剣に家創りに励んでいます。

RCで創る四季を楽しむ邸宅・・・内部墨出し⑧三和建設のコンクリート住宅_blog 鉄筋コンクリートの家 宝塚

 

※前回の記事はこちらから→RCで創る四季を楽しむ邸宅・・・屋上ペントハウス工事中!

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