おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。
営業の沖田です。
それにしてもよく降ります。
このように3月下旬から4月上旬にかけて、菜の花の咲いている時期に降り続く雨を
「菜種梅雨」と呼ぶようです。
鬱陶しい雨ですが、この名前だと風情があって粋に感じます。
大阪で建築中の鉄筋コンクリート住宅は、
開口部のサッシやドアも取り付いて、これから内部造作工事に取り掛かろうとしています。
1階エントランスホール正面にも、大きな連窓サッシが取り付けられていました。
完成すると、中庭を望むことができます。
この日も外はしとしと雨が降り続いていましたが、
建物内部では監督と大工さんが内部造作工事前の「墨出し」作業をおこなっていました。
写真は2階フロアでの作業の様子です。
「墨出し」とは、仕上げ工事の前に床・壁の中心線や仕上げ面の位置など、工事の基準となる線を
床や壁に記す作業のことです。
大工さんが墨つぼを使って墨で表示することから、「墨出し」呼ばれています。
現場では設計図の壁中心線を、現場監督と大工さんが床に記していました。
監督 「いいですか?」
大工さん 「おう、いいよ!」
手際よく墨出しは進められ、みるみるうちにコンクリートの床に墨のラインが描かれていきます。
このライン上に間仕切り壁を作るので、間違いのないように慎重に作業をおこなっていました。
間仕切りのない2階フロアは見通しもきいて広々しています。
壁と天井は薄緑色ですが、これはコンクリートと一緒に打ち込んだ断熱材なのです。
また墨出しと並行して、外壁に直交するコンクリート壁や梁(熱橋部分)に断熱材を貼る作業も
進められています。
2階建ての2階部分では、上部の屋根から熱がコンクリート躯体を伝ってくるのを抑止するために
室内のコンクリート壁上部(梁部分)にも熱橋用断熱材を貼っています。
ちょっと手間のかかる作業ですが、コンクリート住宅の特性を理解し、細部まで手を加えることで
より一層快適な室内空間が実現できるのです。
ここも三和建設のこだわりポイントのひとつなのです。
フロアの中央には、今度は床に敷き詰める断熱複合ボードが積まれていました。
コンクリート床に直にフローリングを敷く工法もあるのですが、床下地の固さがダイレクトに伝わり、
とても快適と呼べる仕上がりにはなりません。
床仕上げの下地としてこの断熱複合ボードを敷くことで、断熱性能と床のクッション性の向上にも
なっています。
ひと言で鉄筋コンクリート住宅と言えども、コンクリートの仕上がり具合や断熱施工への取り組みなど
施工会社によってさまざまです。
三和建設は今年創業50周年を迎えました。
その間、病院や診療所、保育園や福祉施設、マンションやテナントビルを始め、
数多くの鉄筋コンクリート建物を手掛ける中で、コンクリート建築のノウハウを得てまいりました。
そして現在・・・
そこから得た設計施工の技術力で、コンクリート技術者たちが一邸一邸真剣に家創りに励んでいます。
※前回の記事はこちらから→RCで創る四季を楽しむ邸宅・・・屋上ペントハウス工事中!
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「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
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