おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。
営業の吉川です。
今年創業50周年を迎えた三和建設では、
これまでお世話になった多くのお客様を対象に
これからも末永く安心してお住まいいただくようにと
『三和あんしん倶楽部』を設けています。
お住まいに関することなら、どんなことでもお問い合わせいただけるように
お客様専用窓口を設けているのですが、
夏の終わり頃からよくご相談いただくのは、浴室のリフォームについて。
モルタル下地にタイルが貼ってあるお風呂(在来工法と呼んでいます)を
最新のユニットバスに入れ替える工事は、リフォームの定番です。
お風呂のリフォームの場合、工事している5日間ほどは利用していただくことが
できませんので、工事は秋から冬にかけてご希望される方がほとんどです。
今日はその改修工事の様子をお伝えします。
上の写真はもともとお使いであったお風呂。
水仕舞いの関係から洗面室とお風呂の床段差もあり、長期のご使用によって床下に湿気が回り、
出入り口前の床もたわんでいました。
在来工法で作られたお風呂の場合、冬場なら浴室内の室温は外気温とさほど変わりません。
温度差が体に負担を与えるヒートショックの危険が高まります。
高齢者が入浴中に心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす死亡事故の多くは、
このヒートショックによるものと言われています。
こちらのお宅においても、断熱性と水密性の優れたユニットバスへと入れ替えることになりました。
現地調査の結果、ユニットバスは内法が1.2M×1.6Mの1216サイズが入ることが分かりましたが、
問題なのは洗面室との床段差です。
せっかくお風呂をやりかえるなら、床もバリアフリーにしたいところ。
ユニットバスの場合、浴槽や洗い場の下にアジャスターの付いた脚が何本かあって
この脚の高さを基準に作ることでバリアフリー床とすることができます。
そこで既存のお風呂を解体した後、ユニットバスの据付高さの調整範囲内に納まるように
土間にコンクリートを流し込みました。
床の高さ調整後に設置されたユニットバスがこちら↓
洗面室と洗い場との段差は約15ミリとなり、これで段差は解消されました。
ユニットバスの組み立てだけなら、一日で工事は完了します。
最後にお湯貼りテストをしてこれで工事は完了です。
今晩は新しいお風呂に入って、ゆっくりくつろいでいただけるはずです。
今回のケースは1階のお風呂の入れ替えでしたが、
階上にお風呂のある鉄筋コンクリート住宅の場合には、バリアフリーにするのが難しい場合もあります。
ただ、水廻りの各メーカーはリフォームに対応した商品をどんどん開発しているので
それぞれのご家庭に合わせ、最適なご提案をするようにしています。
『耐久性に優れたコンクリート住宅をリフォームでさらに高寿命に・・・』
鉄筋コンクリート住宅に関することなら、私たちにご相談ください。
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