おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
それにしてもまたもや自然の脅威をまざまざと見せ付けられました。
被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
家や街を創る仕事に携わっている者として、皆さまの安全と被災地の一日も早い復興を願うばかりです。
今回は三田市内で建築中の鉄筋コンクリートマンション施工現場の様子を
営業の吉川がご紹介します。
こちらのマンションの断熱仕様は、当社の一般住宅断熱仕様と同様となっています。
室内側は、ポリスチレンフォーム(緑色のボード)を型枠内部にセットしてから
コンクリートを打ち込むので、断熱材と躯体が密着して高い断熱性能を発揮します。
冬場はとても冷え込む三田ですが、これならエアコンを付けるとすぐに室温が安定し、
入居者の方は快適に過ごしていただけるはずです。
コンクリート打設後、その部位が設計基準強度(=構造物の設計において構造計算で基準とする
コンクリートの圧縮強度をいいます)を満足していることを確認してから型枠を外す(脱型)
ことになるのですが、床や梁の部位は注意が必要です。
上階での作業時には、大量の鉄筋や資材が仮置きされることも考えて、現場では支保工を外す時期を
可能な限り先にするようにしています。こうすることで梁下のクラックのリスクを抑えることにも
なります。
屋上部分では配筋工事をおこなっていました。
階下を覗いてみると・・・
コンクリート打設時の荷重に耐えるように、型枠や支保工がしっかりと組まれていました。
何トンもの加重が型枠を押し広げようとするコンクリート打設時に、例え数ミリでも型枠が動くと、
躯体の仕上がり精度に影響が出ます。
ですから垂直だけでなく、斜め方向にも支保工やチェーンで固定して万全の準備をおこないます。
さて・・・
このマンションには屋上には“ハト小屋”があります。
「・・・えっ? マンションで鳩を飼うの?」
実際に“ハト小屋”まわりの作業の様子はこちら↓
うーん、確かに鳩にピッタリのサイズの小屋のようですが、実際に鳩を飼うわけではありません(笑)
現場では当たり前に使われている言葉ですが、いわゆる「業界用語」ですね。
“ハト小屋”とは・・・
配管貫通部回りからの漏水を防ぐために、屋根スラブ(床版)を貫通したエアコンなどの配管類を
水平方向に曲げて躯体貫通させるための小屋状の立ち上がりを建築用語で“ハト小屋”と呼んでいます。
※続きはこちらから→コンクリート躯体が完成しました!~三田駅前マンション現場リポート
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