おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
「住宅模型の作り方」も今回が最終回となります。
今回は組み立て作業の様子をお伝えします。
余分目に切り離した下図を、スチレンボードに仮留めしてから、丁寧に切り出します。
ここは仕上がり精度に影響しますので、特に慎重に・・・
勾配屋根のパーツの場合、接合部は屋根勾配を考慮して斜めにしないとなりません。
切り出しの際は垂直に切ったボードの小口を、定規を当てながら斜めにカットします。
うまくカットできました。
全てのパーツの小口が加工できたら、組み立てに入ります。
小口にスチのりを薄く塗って、貼り合せます。
スチのりは完全に固まるまで時間がかかるので、貼り合せてからも微調整が可能です。
CADで描いた図面のとおりにパーツを切っているなら、必ずピッタリ合うはずです。
手描きの場合だとうまく合わないことが多く、あっちを削ったりこっちを削ったりしていると、
結局時間と手間ばかり掛かることになります。
こうして作った寄棟屋根がこちら↓
いかがでしょうか?
一度でも模型を作ったことのある方ならお分かりいただけると思いますが、
寄棟屋根を正確に作るのは、本当に難しいのです。
壁部分も作成し、組み合わせた完成形がこちら↓
外構の門や植樹まで作り込みました。
時にはボード面に、外壁や屋根の色や柄を印刷した紙を貼って作ることもありますが、
いわゆる「ホワイト模型」のままでも十分にイメージが伝わると思います。
先日のお客様からは、提出した模型に感心されたご様子で、
「こんな模型を作ることのできる人が、社内にいらっしゃるんですねえ」
との声をいただきました。いえいえ、これって営業マンが作っているのです!
※前回の記事はこちらから→営業マンが作ります!住宅模型の作り方~その②
※関連記事はこちらから→模型製作中
もはやプロの域?模型製作!
一挙公開!建築模型の作り方~その①
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