2015.11.03

コンクリートとアスファルト・・・トンネル内はどうしてコンクリート舗装?

おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
 

こんにちは。
宝塚展示場スタッフの吉川です。

昨日は雨が降って気温も低かったのですが、
11/3文化の日の今日は、秋晴れのいいお天気で20℃近くまで気温もあがるようです。

世間では国民の祝日ですが、私たちの「RCの家」モデルハウスは営業しています。
絶好の行楽日和の中、私は朝一番で神戸のお客さまを訪問してきました。

高速道路を走る車内で、同席者からこんな質問を受けました。
「なぜ道路はコンクリートじゃなくて、アスファルト舗装なんですか?」

皆さんは、なぜだかお分かりでしょうか?

 

 

 

確かに道路や駐車場の舗装といえば、アスファルト舗装が一般的です。

道路アスファルト舗装

 

ところが、同じ高速道路上でもトンネル内の多くや料金所部分はコンクリート舗装になっています。

高速道路 トンネル付近

高速道路 料金所付近

 

 

道路にアスファルト舗装が多い理由としては、

①安価である
②施工が容易(施工後早く固まってすぐに通行できる)
③車の走行性が良い(静かで乗り心地がいい)
④排水性が良い

などが挙げられます。

 

一方でコンクリート舗装の長所としては

①耐久性がある(超寿命である)
②明るい色である(トンネル内は視認性がいい)
③油に強い

価格については、単価ではコンクリート舗装はアスファルト舗装の約1.5倍高くなります。
加えてコンクリート舗装の場合は、ひび割れや沈下を防ぐために鉄筋(ワイヤーメッシュ)を
敷設するので、その費用も余計にかかります。

耐久性について、設計上の寿命として、アスファルト舗装は10年程度、コンクリート舗装は20年程度
とされています。

交通量が多く、重量のある大型車の通行もある高速道路では、道路の補修や改修工事をおこなう度に
通行止めや車線規制などの措置を取らなければいけません。
硬化するのが早いアスファルト舗装なら、夜間に通行止めをして改修工事をおこない、
翌朝開通することも可能です。

反対に、閉鎖や補修工事が困難な料金所やトンネル内などには、あらかじめ耐久性の優れている
コンクリート舗装が用いられているのです。

 

普段なにげなく利用している道路ですが、こんなふうに使い分けがされています。
次に高速道路を利用する際、ウンチクを語ってみてはいかがでしょうか?
 


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