おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
3月に入り、冬の冷え込みも一段落して各地の気温も上がり出し始めました。
昨日3/5は「啓蟄(けいちつ)」
「蟄」(ちつ)とは「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、
大地が暖まり冬眠していた虫たちが春の訪れを感じ、穴から出てくる頃だそうです。
春の足音が少しずつ聞こえてきました。
この「春」から新生活を始められる方も多いと思います。
学生さんや新社会人の中には、一人暮らしを始められる方もあるはずです。
そんな皆さんの新しい住まいとなる「西宮夙川マンション」がいよいよ完成を迎えます。
今日は宝塚展示場スタッフの吉川が、引渡し前の現場の様子をお伝えします。
すでに建物は完成していて、現場では館内の美装工事と、駐車場周りの外構工事が行われていました。
美装工事とは、建物のクリーニング工事のことです。
現場では美装工事は「洗い」とも呼ばれていて、
「その日は“洗い”が入るから、午前中は中に入れないよ!」
なんて使い方をしています。
ですから、作業をする方は「洗い屋さん」とも呼ばれています。
建築工事中は床や壁にキズが付かないように、保護シートやカバーで養生をおこなっていますが、
建物が竣工間際ともなると大工や電気、設備や内装など、あらゆる業者さんが現場に入って作業することになります。
その際に出るホコリや汚れは、床や壁だけでなく、サッシや照明器具などの機器にも付いています。
そんな引渡し前の現場を、プロの技でピカピカに清掃してくれるのが“洗い屋さん”なのです。
ガンコな汚れもキズが付かないように丁寧に汚れを落としてくれます。
以前、私が市販の洗剤で窓ガラスを掃除していた時、
「そんなものじゃあダメ。これ使ってみい!」と、
プロ用のクリーナーをお借りしたことがありました。
そのクリーナーで掃除すると、見違えるほどガラス面がキレイになり、
あらためて「餅は餅屋だなあ」と感じた次第です。
引渡し前で、美装工事も終えているので、建物内は土足厳禁となっています。
ワンルームの室内もきれいに清掃がなされています。
新築のお部屋で誰かが新しい生活を始めると思うと、ちょっと嬉しくなります。
一方、屋外では駐車場で点字ブロックの施工をおこなっていました。
ところで皆さんはこの点字ブロック表面の「点やライン」の意味をご存知でしょうか?
ちょっと解説してみます。
この点状のブロックは、「警告ブロック」です。
「警告ブロック」は、危険箇所や誘導対象施設等の位置を示すブロックで、点が並んでいる形状をしているため、
「点状ブロック」とも呼ばれています。
文字通り注意すべき位置を示すブロックで、階段前や横断歩道前、障害物の前や駅のホームの端等に
設置されています。
西宮夙川マンションでは、前面道路の手前に設けられています。
こちらのラインの入ったものは「誘導ブロック」で、進行方向を示すブロックです。
線が並んだ形状をしているため、「線状ブロック」とも呼ばれています。
視覚障害者がブロックの突起を足裏、あるいは白杖で確認しながら突起の方向にしたがって進むことができるように
設置されています。
西宮夙川マンションは、工程通りに工事は進み、まもなくお引き渡しを迎えます。
私たちが造ったこの建物で、4月から新しい人生をスタートさせる入居者の皆様に対して、
「どうぞ安心して快適にお過ごしください」
そう想いながら現場をあとにしたのでした。
※前回の記事はこちらから→竣工までもう少し!クロス工事やってます・・・西宮夙川マンション建築中
※西宮展示場レポートはこちらから→西宮に新しい「RCの家」モデルハウスがオープンします!!
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