おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。
早いもので、今日から2月に入りました。
旧暦では2月は「如月(きさらぎ)」です。
名前の由来を調べてみると、諸説ある中、まだ寒さがまだ残る時期であることから、
「衣を更に重ね着する月」→「衣更月」となった説が有力とのこと。
今年は連日の寒さも少しは和らいだようですが、それでもまだまだ冬の最中です。
皆さま風邪などひかれませんようにご自愛くださいませ。
今回も2月末の竣工にむけて工事が進められている西宮夙川マンション現場の様子を、
宝塚展示場スタッフの吉川がお届けします。
現場の作業は佳境に入っていて、この日は室内のクロス貼り工事がおこなれていました。
上は、クロス(壁紙)を張る前の下地の様子です。
帯状やドットに見える白い部分は、下地調整のための「パテ」跡です。
クロス貼り下地は石膏ボード下地なのですが、
クロスを貼る前は、継ぎ目やビス跡がたくさんあり、そのままではクロスは貼れません。
一般的に施工されるビニルクロスの厚みは0.5ミリ程度ととても薄い材料なので、
下地に凹凸が残ったままであったり、パテ処理が悪いままだと
そのまま仕上げ表面に下地が浮き出てしまうことになります。
業界ではこれを、「下地を拾う」とも言い、私の個人的な意見では
「腕のいいクロス職人」=「パテ処理を丁寧にやる職人」だと思うのです。
丁寧にパテ処理が施された下地に、熟練のクロス職人さんが、手馴れた手つきでクロスを貼っています。
細かな部位でも、定規や刷毛、カッターを使いながら、あっというまに白い壁になります。
余談ですが・・・
私は現場にいた頃から、クロス貼りの糊の匂いがとても好きです。
それは現場にクロス屋さんが入る頃は、引渡しも間近に迫っており、
工事をやり遂げた充実感や達成感を味わうことのできる匂いだからかもしれません。
(これって、私だけ?ちょっと変わってるのでしょうか?)
クロス工事が終わっている隣の部屋は、床仕上げ工事がおこなわれていました。
コンクリート下地の床に、クシ引きで接着剤が塗られています。
この上に耐久性に優れたビニル製の床シートを並べます。
このビニル床シートは、水にも強くワックスも不要といった床材です。
施工はフローリングのように釘やボンドを使わず、接着剤で貼ります。
特殊な接着材なので、後々も床シートをきれいに剥がすことができます。
こちらのマンションは賃貸なので、入居者の退去時に床に傷があっても、
その床シート一枚だけを簡単に張り替えることができます。
メンテナンスのコストを抑えることができるので、賃貸マンションにうってつけの床材なのです。
全ての仕上げ工事が終了していたこちらの部屋は、
換気扇やキッチン、洗面化粧台や便器の取り付けを残すのみとなっていました。
洗面室の床には、前回のブログでご紹介した床下点検口(→こちら)が見えます。
床も壁もきれいに仕上がった室内がこちらです。
こちらの賃貸マンションですが、夙川駅前の好立地ということもあり、
工事中も数件のお問い合わせがありました。
私たちが建てたこのマンションで、この春から新しい生活を始める人がいます。
そんなことを考えると、ちょっと嬉しくなってしまいます。
※前回の記事はこちらから→内部造作工事やってます!・・・西宮夙川マンション建築中
※続きはこちらから→ここから始まる新しい生活があります・・・西宮夙川マンション完成しました!
※西宮展示場レポートはこちらから→西宮に新しい「RCの家」モデルハウスがオープンします!!
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