2016.10.31

アウトドアリビングのくつろぎを演出する屋上の木々たち②

おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
  

先週まで、秋とは名ばかりで、日中夏日を記録する日もありましたが、
このところは急に朝晩冷え込むようになりました。
ストールや羽織りものが重宝する季節となりましたね。

とはいうものの、木々が色づくにはまだ寒さが足りないようで、
RCギャラリー西宮の木々たちも紅葉が進むにはもうしばらくかかりそうです。

RCギャラリー西宮20161030玄関アプローチ

 

RCギャラリーのアウトドアリビング、屋上庭園にも紅葉が美しく人気の落葉樹が植わっています。
本日は『ヒメシャラ』と『クロモジ』、2種類の落葉樹をご紹介いたします。

RCギャラリー西宮屋上

RCギャラリー西宮屋上樹木

 

まずは『ヒメシャラ』。
今年の5月に植えつけてから、美しく枝が伸びて樹形が整ってきました。

ヒメシャラ

本州、四国、九州の山林に自生する、ツバキ科・ナツツバキ属の落葉高木樹です。
高さは5~8mほどになります。幹も枝も比較的まっすぐに伸びて、葉の張り方も狭い方なので、
狭い庭でもこじんまりと納まり、人気のシンボルツリーです。

平家物語に登場する『沙羅双樹の花の色』の沙羅(シャラ)と同じ種類ですが、
シャラと比べて小ぶりなことからヒメシャラと呼ばれます。

ヒメシャラ花

ヒメシャラ紅葉

開花期(5~7月)にはツバキに似た白い花を咲かせ、
紅葉すると真っ赤に染まります。
ここ西宮市だと、11月下旬から12月上旬頃になるでしょうか?

幹は観賞価値が高く、アオギリ、シラカバと並ぶ、「日本三大美幹」と称されるほど。
樹皮が成長とともにはがれ、美しい光沢の木肌になります。

『どれどれ・・・』

実際に触れてみるとすべすべの木肌です。

ヒメシャラ幹

強い日差しと乾燥、水切れに弱い為、特に夏場はたっぷりと水やりが必要です。
根元に直接西日が当たらないよう、マルチングしたり、低木やグランドカバーを
植えると効果的なのだそう。午前中に日の当たる場所が適所です。

ヒメシャラの魅力の一つである樹形は、剪定をほとんど必要とせず、そのままの姿で楽しめます。
手間がかからないのも人気の理由です。

 

続いて『クロモジ』。
本州、四国、九州、中国を原産とする、
クスノキ科・クロモジ属に分類される落葉性の低木です。
高さは2~3mくらいになります。

 

クロモジ

開花期は3~4月で、清楚な黄緑色の花を咲かせます。

新芽は鮮やかな黄緑色、夏には濃い緑色に変わってゆきます。

クロモジ花

紅葉が進むと黄色に色づきます。

クロモジ紅葉

クロモジ枝

華やかではありませんが、自然体で楚々とした樹形が魅力で、
メインのシンボルツリーというよりは、雑木林風や和風の庭を惹き立てる樹種です。
クスノキ科の特徴で、枝を折るとよい香りがし、クロモジの芳香は日本の樹木でも
トップクラスなんだとか。

また和菓子の高級楊枝の材料に用いられています。

クロモジ和菓子楊枝

植える場所は、半日陰を好み、真夏は樹木などで陰るような場所が最適との事。
日当たりが良すぎると乾燥で傷んでしまうため、日光には1日2~3時間で十分です。

剪定もヒメシャラ同様、自然と樹形がまとまるので間引く程度に留めます。
枝の数を少なくすると、楚々とした自然な風合いを楽しめます。

 

11月の終わりごろには紅葉が楽しめるでしょうか?
赤に黄色に色づくRCギャラリー西宮。
秋の庭風景もぜひ見にいらして下さいね。


※前回の記事はこちらから→アウトドアリビングのくつろぎを演出する屋上の木々たち①
※続きはこちらから→“RCギャラリー西宮”便り~木々が秋色に染まりはじめました~


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