おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
みなさん、こんにちは。
RCギャラリースタッフの松田です。
先日、祖母が20年以上住んでいない山の家を売却するということで、
引越しの手伝いに行ってきました。
こんな山道を20分くらい歩いた場所にあるので、引越しはとても大変でした。
でも自然に囲まれてハイキング気分も味わいながら、気持ちよく汗を流しました。
気になる紅葉はというと・・・
残念ながら今年は少し遅れているそうです。
11月の下旬には山全体が赤く染まっているはずです。
さて、本日取り上げるのは、巾木(はばき)です。
「巾木って何?」と思われた方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
「巾木」という言葉はあまり馴染みがないかもしれませんが、
上の画像を見ると、「あぁ~、これね」
ではないでしょうか?
巾木とは、壁と床の取り合い部分に取り付ける部材のことです。
無くてもよさそうな部材ですが、取り付ける理由は大きく2つあります。
1つ目は、壁と床の“隙間を隠す” 役割があります。
図のように、大工さんは壁と床の間にわざと隙間を設けています。
これは、ぴったりと隙間なく施工するのが難しいこともありますが、
壁や床を温度や湿度で伸縮する無垢材を使った場合などは、“逃げしろ”を設けることで
床鳴りやたわみを防ぐことができるのです。
巾木がないと、この隙間にゴミが溜まったり、隙間風が入ったりしてしまいます。
2つ目は、“汚れから壁を守る” ことです。
みなさんも経験がおありでしょうが、床の隅は掃除機、モップや雑巾がぶつかったりするところです。
巾木がないと、壁の下の部分が意外と汚れたり、衝撃で傷んだりします。
巾木はこうしたダメージから壁紙や塗り壁を守ってくれるのです。
カラーコーディネートですが、最近は巾木の色を壁に合わせて白にするケース多いのですが、
汚れを気にされる場合は、フローリングに合わせるなど着色されたもののほうが、傷や汚れは目立ちにくいです。
ちなみにRCギャラリー西宮では、下の画像のように、
壁面より巾木が内側に入り込んでいる「入り巾木」を採用しています。
「入り巾木」は巾木の上に埃がのることがなく、また背面に電気配線のある家具でも
巾木部分を配線スペースとして利用できるので、壁一杯に寄せることができます。
見た目もスッキリとした「入り巾木」ですが、施工の手間はかなりかかるので
コストは相応にかかることになります。
本日は巾木について書いてみました。
みなさんそんなに気になさらない巾木ですが、
部屋のインテリアとしても重要な役割を担っています。
家を建てる際は、こういった細部にまでこだわることで、
満足度の高い住まいになるはずです。
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