おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。
RCギャラリースタッフの松井です。
とうとう、日中の最高気温が一桁台になりました。
ここ数日、早朝から窓を全開にして掃除を始める妻を横目に、
布団からなかなか出れない日が続いています。
これからが冬本番ですが、建築現場で働いている工務スタッフや職方さんたちは
お約束した工期を守るために、今日もまだ暗い早朝から元気に頑張っております。
寒い中、本当にいつもごくろうさまです。
今回も大阪堺市内で建築中の鉄筋コンクリート造医院の現場リポートをお届けします。
現場では、昨年末に最上階のコンクリート打設が完了し、
年が明けて、内部型枠を外しました。
1階部分は、2階床スラブを支えていた支保工(パイプサポート)も取り外され、
空間としてのスケール感を掴むことができるようになりました。
上は待合室の空間です。患者さんが少しでも寛げるようにと、天井高さは3mを確保し、
南面(写真右側)には大きな開口を設けています。
コンクリートが打ちあがったばかりなので、仕上がりのイメージができませんが
こちらは受付や処置室などスタッフのスペースとなります。
奥に見えているのは外壁に面する壁で、薄緑色はコンクリートと一緒に打ち込んだ断熱材です。
2階部分は、まだパイプサポートを外していません。
壁も床も、型枠の解体にあたってはコンクリート打設前に採取したテストピース(→こちら)
を圧縮強度試験にかけ、コンクリート強度が設計基準強度に達したことを確認した上で外すのですが、
床の場合は少し様子が異なります。
年末のコンクリート打設後におこなった圧縮強度試験では、
床スラブ部分もゆうに設計基準強度を満たしているのですが、
実際の現場では「可能な限り」床スラブの支保工(パイプサポート)を外さずに存置しています。
そうすることで床を支える梁のヘアクラック発生を抑止する効果もあり、建物の耐久性が増すのです。
ですから工事に支障がないギリギリの時期まで、現場は残すように工夫しています。
屋上にも上がってみました。
きれいに清掃されていて、この後防水施工をおこないます。
こちら医院では2階部分に手術室があることから、
私たちがお奨めしたのは屋根部分の「外断熱仕様」でした。
屋根を外断熱施工とすることにより、
直射日光の当る屋根部分の温度上昇を劇的に抑えることが可能です。
建物の完成予定は4月です。
工事は順調に進んでおり、これから内外装の仕上げ工事に入ります。
「患者さんの不安を少しでも和らぐことができたなら」
そんなドクターの配慮があちこちにちりばめられた医院です。
それぞれの空間がどんどんカタチになっていく様子も、
随時ブログでお伝えしてまいります。
どうぞご期待ください。
※前回の記事はこちらから→医院建築プロジェクト・・・もうすぐ上棟です!
※続きはこちらから→医院建築プロジェクト・・・間仕切り下地はこうやります!
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