おかげさまで創業52年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
みなさんこんにちは
RCギャラリースタッフの松田です。
さて、本日取り上げるのは、『防犯対策』についてです。
警察庁が発表しているデータを見ると、侵入窃盗の件数は、平成15年以降減少に転じているものの、
平成27年は年間86,373件もの被害が確認されています。
このうち住宅への侵入窃盗は年間46,091件で、1日あたり約126件もの侵入窃盗被害が出ています。
侵入窃盗の認知件数を47都道府県別で見た時、
不名誉な第1位は意外にも愛知県だそうです。
次いで大阪府が2位、3位が千葉県、4位が東京都と続きます。
気になる兵庫県はというと・・・9位と上位に入っています。
ちなみに最も被害の少ないのは秋田県です。次に鳥取県、島根県と続きます。
人口が密集している大阪や東京が上位なのはなんとなく予想できるのですが、
どうして愛知県が1位なのでしょうか?
ネットで調べてみると、はっきりとしたことは言えませんが、
「侵入盗犯は生活レベルの格差が引き起こす犯罪」
だそうで、より生活格差の大きい県で多くなる傾向があるようです。
東京都は人口密度が高い分「人の目が常にある」という状況が多少は防犯につながっているのかもしれません。
その侵入窃盗の手口ですが、最も多いのが留守宅を狙う「空き巣」。
全体の4割近くを占めています。
また一戸建てはマンションに比べて空き巣被害の確立が高くなっています。
最近の家創りでは、なによりも十分な防犯対策を講じることが必要です。
それでは、具体的にどのいった防犯対策があるのかを紹介します。
■セキュリティー会社に依頼する
“防犯対策”と聞いて、真っ先に思い浮かべるのがこちらではないでしょうか?
費用はかかるものの、最新のセキュリティシステムで住まいを24時間365日体制で見守り、
万一の時は、ガードマンが迅速に駆けつけてくれます。
■足がかりとなる窓には「防犯ガラス」や「シャッター」を設ける
空き巣被害で多いのは、やはり「ガラス破り」
警備会社によると、空き巣は作業開始から5分以内に侵入できなかった場合は、
人目に付きやすくなるので、諦めてしまうことが多いそうです。
窓ガラスを防犯ガラスに変えると窓にシールが貼られます。
防犯ガラスは貫通するのに時間がかかることは今や空き巣もよく知っているので
抑止効果も期待できます。
またシャッターを設けると、よほどの事がない限り進入は防げるはずです。
■塀は高くしすぎない
周囲の塀や柵を高くすることで、侵入を防げると考えがちですが、
目隠し的なものは一旦乗り越えれば死角になるので、空き巣にとっては好都合となってしまいます。
塀や柵は中の様子が少し見えるくらいがいいようです。
■通路には砂利、そして防犯ライト
空き巣は物音に敏感です。
歩くたびに音が鳴るように、侵入する通路を砂利敷きにすると効果的です。
また人感センサー付きの防犯ライトを設置するのも効果的です。
最近では防犯ライトに防犯ブザーが付いている商品もあるようなので、
そちらの方がより効果は期待できそうです。
これらは建物側の対策ですが、住まい手が気をつけなければならない事項もあります。
■戸締りは忘れないように
当然の事ですが、戸締りは確実に行ないましょう。
空き巣と聞くと、「ピッキング」をイメージされる方も多いと思いますが、
実際にはピッキングで侵入されるケースは全体のわずか数%しかありません。
空き巣の侵入は、1番多いのが「ガラス破り」、2番目に多いのが「無締り」
「無締り」とは、鍵のかかっていない玄関や窓からの侵入のことを指します。
この2つの侵入方法が全体の9割程を占めているので、外出時にはシャッターを閉めて
戸締りを忘れないようにするは1番の予防策と言えます。
子供の送り迎えや近所にちょっと買い物に行くだけといって油断すると、
少しの時間で家が荒らされていた、なんて話も聞きます。
(実際に当社のお客様の中にも同じ被害に会われた方がおられます)
また2階だから大丈夫と思っていても、バルコ二―の柱や雨樋を登って侵入するケースもあります。
今の時期は、特に窓を開けっ放しがしがちなので、戸締りには十分に注意してください。
■留守と思われないようにする
空き巣は、留守を狙って家に侵入します。
その為、事前に家族構成や生活パターンを下調べし、その家庭の生活リズムを把握します。
しかし、いくら留守になる確立の高い時間帯が把握できたとしても、
家に人の気配があれば、鉢合わせの危険を犯してまで無理に侵入しようとはしません。
留守中でも電気をつけておいたり、テレビを付けておくことは
アナログかもしれませんが効果があるようです。
最近ではランダムな時間帯で点灯できるようなスイッチも出ています。
また長期の旅行などで郵便受けに新聞が溢れていると、留守がばれてしまうので
その際は、新聞や郵便物の配達を止めておくと良いでしょう。
本日は『防犯対策』について取り上げてみました。
褒められたことではないですが、相手はプロの泥棒。
これらを網羅しているからといって完全に侵入を防げる訳ではありませんが、
まずは「侵入しやすい」と思わせないことが重要です。
防犯対策を考えた住まい作りも私たちにお任せください。
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