おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは、RCギャラリースタッフの松井です。
一昨年の末、RCギャラリー西宮から約1キロ離れた木造住宅を
建て替えるご相談をいただきました。
お子様が成長して、間取りが手狭になってきたことがきっかけで
まだ築年数の浅い建物でしたが、RC住宅に建て替えることになりました。
昨年7月から本格的な打合せを進め、今年1月中旬より解体工事が始まりました。
御主人様の年回りのこともあって、比較的着手までの時間が取れましたので
間取りや仕様の打合せはじっくりと綿密に行なえたと思います。
ちなみに諸説あるようですが、「厄明けは節分まで」という考え方が多いようです。
解体工事も無事完了し、2月の節分明けには地鎮祭を執り行いました。
本体工事はまず杭工事から始まります。
昨年秋に地盤調査(ボーリング調査)を実施し、そのデータを基に地盤補強方法を決定しています。
地盤調査の結果を見ると、地表面から3M程度は粘土混じりの緩い地層が続きますが、
以深は砂も混じって建物を支持できる地層が続いています。
この敷地では、以前の木造住宅でも杭工事(計36本)がなされています。
検討の結果、今回の計画では以前の杭はそのまま残し、荷重負担をかけずに「無いもの」として扱い、
新たな柱状改良杭を施工することになりました。
深さは約3.7M、直径60cm×計84本を施工します。
地中の工事なので見えない部分ではありますが、建物の傾きや沈下など工事会社には保証責任があるため
こうした地盤の検討については、社内・社外の技術者の見解を総合的に判断して決定しています。
柱状改良杭工事は、土と定められた量のセメント系固化材をオーガー(大きなドリル)で攪拌し、
土中に杭を作る工法です。
工事の際には、位置や深度はもちろん、固化材の配合量も管理者がしっかりとチェックして
品質管理をおこなっています。
工事は4日間で終了しました。現在は固化するまでの養生中です。
3月の初めには地表面を掘削し、旧木造家屋の杭の頭部杭を取り除く作業をおこなった後、
基礎工事に進んでまいります。
その様子についても、このブログで紹介してまいります。
※続きはこちらから→ 苦楽園のRC住宅 現場レポート・・・「FS」や「FG」って何?
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