おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは、RCギャラリースタッフの松井です。
ただ今工事中の『苦楽園のRC住宅』現場リポート第3弾をお伝えします。
現場は1階部分のコンクリート打設が完了し、
現在2階部分の壁型枠を組んでいます。
一般的なRC住宅の場合、各階ごとのコンクリート打設は一日仕事で、
早朝から夕方くらいまで作業することが多いのですが、
今回の1階コンクリート打設は正午までの半日で完了したそうです。
ちょうど現場に監督がいたので、その要因を聞いてみました。
返ってきた答えは、
「ポンプの作業員が上手かったのと、
生コン車の入替えがスムーズに行うことが出来たので」
だそうです。
また、その他の要因はプランニングにも関連しています。
上の図の濃いグレーの部分がコンクリートを打設する壁になります。
1階部分は、ガレージがありますので壁の量も少なく、ほとんどの開口部が床までの掃出し形状
となっており、打設作業もはかどったそうです。
そのような要因で、打設量約39㎥、11台の生コン車が滞ることなく続けて現場に入り、
スムーズにコンクリート打設をおこなうことができました。
下が掃出し形状の開口部です。
ちなみにこうした下のような腰窓や連続した小窓がある場合、
窓下にまで十分にコンクリートを行き渡らせることが現場の力量、腕の見せどころなのです。
掃出し形状の開口部は腰窓形状とは違い、
型枠下部の腰壁部分にコンクリートを流し込む手間に気を使わなくて良いので、
作業効率が断然上がるようです。
そして現在は、2階壁の外型枠を建て込んでいます。
現場の努力で工程も若干前倒しとなっています。
気候もよくなって、現場作業も快調に進んでいます。
暑くもなく寒くもなく、梅雨までに躯体工事が完了できるこの時期は、
RC建物の工事期間として理想的なのです。
※前回の記事はこちらから→ 苦楽園のRC住宅 現場レポート・・・「FS」や「FG」って何?
※続きはこちらから→ 苦楽園のRC住宅 現場リポート・・・3階スラブ配筋作業中
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