おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは、RCギャラリースタッフの松井です。
今回は、神戸市須磨区で建築中のRC住宅についてのリポートです。
現場は、須磨図書館から徒歩3分程度の住宅地内にあります。
現場周辺の地域は「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」として、
建物の構造を厳しく制限して、防災機能を高めることが求められた「防火地域」に指定されています。
「防火地域」内では、建物は原則として「耐火建築物」、つまり一般的には鉄筋コンクリート造や
鉄骨造などの建築物にしなければなりません。
最近では木造住宅でも法令で定められた耐火仕様をおこなえば建築は可能なのですが、
制約も多いことからお施主様はRC造の家を選ばれました。
現在は、基礎部分の工事をおこなっており、
順を追って工事の流れを説明します。
【防湿シート敷き】
杭工事の後、締め固めの砕石を敷き込んだ上に地面からの湿気上がりを防止するために
基礎下全面に防湿シートを敷き込みます。
【捨てコンクリート施工】
「捨てコンクリート」は、現場では「捨てコン」と呼ばれています。
現場で一番初めに施工するコンクリートですが、建物の構造躯体のコンクリートではありません。
これから始める基礎工事の前に、地面をコンクリートで水平に均して
基礎梁や型枠の位置をマーキング(墨出し)するために打設するコンクリートです。
【墨出し】
捨てコンの上に、これから鉄筋を組み上げますが、
その前に、現場監督自らが梁の中心線や外面、梁や床版の記号をマーキングします。
同じサイズの梁や床版であっても、記号が違えば鉄筋のサイズや量も異なることから
職人さんが間違うことのないように、と配慮した作業なのです。
【基礎配筋】
設計図に基づいて基礎の鉄筋が組まれました。
この後、監理者による配筋検査をおこない、指摘があれば手直しをします。
合格すればコンクリートの打設となります。
【コンクリートの受け入れ検査】
生コンプラントから現場に搬入された一番車の筒先からコンクリートを採取し、
発注通りの配合かどうかを検査します。 ※詳細は→こちら
【基礎コンクリート打設】
【打設完了】
現場はコンクリートの養生期間を置いて、1階壁の配筋工事に入ります。
ここからはどんどん建物がカタチ作られる作業です。
その様子は随時リポートしますので、私たちのRC住宅が出来上がる様子を
ぜひご覧になってください。
※前回の記事はこちらから→ 神戸須磨のRCの家・・・安全祈願祭、神社でいただく鎮め物の中身は?
※続きはこちらから→須磨のRC住宅 8/18・19構造見学会開催
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