おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは、RCギャラリースタッフの山田です。
先日、九州北部、中国、近畿、東海、北陸で梅雨明けとの発表がありました。
先週の豪雨から一転、今週は各地とも30℃を超える真夏日になるとの事。
西日本豪雨の被害に遭われた地域では、厳しい暑さの中で捜索活動や復旧作業に
あたられる事かと存じます。
くれぐれもお体にお気をつけて、一日も早い復旧をお祈りしています。
さて・・・
私たちの鉄筋コンクリートモデルハウス『RCギャラリー西宮』の
特徴的なデザインの一つと言えば、正面のレンガ壁。
外からの視線を遮りすぎず、見せすぎず・・・。
このモデルハウスの設計を担当した、シンプレックス山﨑先生によると
「お客様は、このレンガブロックのスクリーン越しにチラチラ見える
建物や中庭の木々たちに、期待値が増すように設計しました。」
との意図で造られたレンガ壁です。
でもこのレンガ壁にはもう一つのひみつが・・・
それはレンガ壁の穴を通り抜ける風が、周囲の風の温度よりも低く感じるという点。
いわゆる“すきま風”ですね。
冬場は困りますが、夏場は涼を与えてくれるありがたいすきま風。
どうして周囲の風よりも涼しく感じるのかというと・・・
風の流れを途中で狭めると、圧力によって勢いが増し、通り抜けた先でより強い風の流れができ、
涼しく感じるという仕組みなのだそう。
いろいろ調べてみると『ベンチェリー効果』と呼ばれる流体力学の効果のであるとの事。
“コトバンク ベンチュリ効果 より引用” “参考サイト 建具のある暮らしブログ”
風でだけでなく、液体でも同様で、水撒きでホースをつまむと勢いのある水が出る、
などもこれに当たります。
換気の時も、効率よく空気の入れ替えをするコツとして、
給気側の窓を大きく開け、排気側の窓は細く開けることをよく耳にしますが
これもこの効果によるものなのですね。
ということは、格子戸などにも同じ効果が期待できますね。
他にも、キッチンのIH専用換気扇もこの効果を利用した仕組みとなっています。
炎の対流が起こらないIHはガスに比べると、湯気や煙を上に運ぶ力が弱い為、
IH専用の換気扇は吸い込み口を整流版で覆い、その隙間を狭める事で
吸い込む力に勢いを持たせています。
モデルハウスの玄関アプローチ上には、モデル棟と事務所棟をつなぐ
ブリッジがあるため、日影の風も期待できます。
作り手のさまざまな創意工夫によって、
デザインと機能を兼ね備えた鉄筋コンクリート住宅『RCギャラリー西宮』。
これからの住まいづくりに役立つ情報をお探しでしたら、せひご来場くださいね!
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