おかげさまで創業53年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
みなさんこんにちは
RCギャラリースタッフの松田です。
神戸市中央区で、3階建てRC住宅の大規模改修工事が始まりました。
工事に先立ち、先日9/2(日)大安に関係者が集まって着工式が行なわれました。
工事着手前におこなう式典といえば、地鎮祭や安全祈願祭ですが、
今回は今お住まいの住宅の大規模改修いうことで、着工式となりました。
清祓の後、鬼門の方角と水廻りをお酒で清めました。
こちらのRC住宅は現在2階にLDKがあります。
お客様にお聞きすると、「とにかく夏は暑くてたまらない」とのこと。
現況調査で2階の天井点検口を開けてみると、すぐに屋根裏のコンクリートが見えました。
蓄熱性に優れたコンクリート住宅ですが、適切に断熱材を施工しておかないと
外気温に左右される「夏暑く、冬寒い」住まいとなってしまいます。
そこで今回の改修工事では、建物の断熱化を一番に考え、外壁と屋根は外断熱工事をおこないます。
内部はコンクリート躯体を残して全て撤去し、キッチンもお風呂も部屋の間取りも全て新しくなって
生まれ変わります。
最後は、関係者がお酒で手を清めました。
そして工事着手として、大工さんが壁に穴を開け着工式は無事終えました。
翌日より本格的に内部の解体工事が始まりました。
壁下地の石膏ボードを撤去すると、コンクリートの壁が現れました。
少し傾斜が急で使いづらかった階段も、一段増やして緩やかに作り変える予定です。
こちらのRC住宅は他社の建築なのですが、詳細図は残っておらず
解体を始めないと全てが見えない部分もあって、改修工事の難しいところです。
特に排水管の位置や新設する24時間換気システムのダクトルートなどは
室内の天井高さにも影響するので、現状把握や施工に関しての知識と経験がなければ、
綺麗に納めていくことはできません。
改修工事の現場では、計画図面と現状が違う場合が多々ありますが、
関係者で情報を共有することを徹底し、細かな部分までこだわって検討し
工事を進めてまいります。
すでに仮住まい先に引っ越されたお客様から、胸がキュンとなるこんなお話を伺いました。
ご夫婦はどんなお家になるのか、とても楽しみにされているのですが、
小学生のお嬢さんは、生まれ育った家が変わってしまうことで寂しいと話されていたそうです。
ご家族みんなの想い出がたくさん詰まったお家の改修依頼をいただくというのは、
ものすごく光栄なことだとあらためて思いました。そして同時に大きな責任を感じています。
「新しくなったこの家が我が家です」
と、ご家族が笑顔で暮らしていただける家となるよう、
現場監督をはじめ、関係者全員で完成まで取り組んでまいります。
※前回の記事はこちらから→外断熱改修のその前に・・・外壁引張試験をおこないました
※続きはこちらから→神戸のRC住宅外断熱改修工事・・・家の中がスケルトンに!
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