2024.04.02

RCの新築住宅をお考えの方々へ①~業務時間の規制と現場の体制

おかげさまで創業59年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

4月に入り、寒暖差もようやく落ち着いて過ごしやすい季節となりました。
当初、暖冬の影響で今年の桜は早いとの予想でしたが、厳しい寒の戻りの影響で、
ここへ来て開花は少し遅れているようです。
ただ、ここ数日、地域によっては春を飛び越して早や夏日を観測したようで、
これで桜の開花も一気に進みそうですね。
週末ともなれば、お花見等で各地は賑わいを見せる事でしょう。

2024.3.31桜

最近は4月になると毎年恒例のようにモノの値段が上がります。
また5月には電気代、ガス代に対する国の補助金が終了し、再び値上げが待っております。
建築業界もご多分に漏れず、4月より大きな変化が起こります。
残業時間の規制が始まり、建設関係に従事する人々も業務時間が規制される為、
建築を請負う会社をはじめ、住宅設備、建材などの建築関連企業でもなにかしらの影響が出てくる
と考えられます。
作業時間の制約で工期が長くなるのでそれを補うだけの建設作業員が必要となりますが、
現在の人手不足の中、人材確保が難しく、人件費も高騰していくことが予想されます。

2階壁3階床 コンクリート打設

そんな背景もあり、現在は手間暇のかかる注文建築の着工数が減少傾向にあります。
今後はさらに時間の制約を考慮しつつ、セミオーダー化や規格化住宅が増加していくと予想され、
建築工事においても現場施工から工場生産化やパネル化へシフトしていくのではないかと思われます。
特にハウスメーカーは、現場施工をなるべくなくして、工場生産やパネル化、設計の規格化を進めており、
メーカー独特のデザインがより顕著に表れていくことになるでしょう。

RCギャラリー西宮モデルハウス

RCギャラリー西宮へご来場のお客様は、ハウスメーカーを検討しつつ、
本質はオリジナリティーにあふれたオンリーワンのフルオーダー住宅を望まれる傾向があります。
その思いの細部にまでお応えすべく、これまで三和建設のRC住宅は基本的に現場監督1人1件の現場を管理してきました。場合によっては1人2件まで同時期の工事開始となる事もありましたが、できるだけ回避しながら行ってきました。
ただ、これからの建設業界の方向性を鑑みると、今後は1現場1人の監督配置は難しくなる為、
グループ制を採用し、適切な現場管理時間を確保しながら、現場監督2人で3~4件、3人で5件等とシフトしていく形になります。

RC住宅をフルオーダーで建てるには、大変な労力と時間が必要となります。
しかしながら、RC造でオンリーワンの注文住宅を建てたいとお考えの方の期待に応えたいとの思いもあり、
これまでよりも少し工事日程をいただくかもしれませんが、十分な品質を確保した上で、今後も新たな仕組みを構築してまいります。

次回は、RC住宅に求めるものは何か?その優先順位についてお伝えしたいと思います。

続きはこちらから→RCの新築住宅をお考えの方々へ②~優先順位はどれ?RC住宅に求めるもの


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「ビルトインガレージのある家」「屋上テラスのある家」「耐震住宅」をRC住宅で叶える。
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