2024.09.24

箕面市 RC賃貸併用住宅 構造見学会レポート

おかげさまで創業59年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

先週末を境にようやく猛暑が収まって、やっとひと心地つけそうですね。
とはいえ季節の進みはゆっくりで、予報では10月に入ってもまだ30℃以上の真夏日を観測する日も
多いのだとか。本格的な秋はまだ少し先になりそうですが、夏の間控えていた日中の外出もこれからは
少しアクティブにできそうです。
今年も短い秋となりそうですが、その分おおいに満喫したいものですね。

さて本日は、お施主様のご厚意により9/14〜16の3連休に箕面市にて開催しました、
RC賃貸併用住宅の構造見学会の様子をお伝えします。
当日ご参加いただいた方々はいずれもRCの建物に興味津々で、計画中の建物にはぜひRCの構造体をと
望まれておりました。
実際にその目で見て触れることのできる今回の構造見学会について、大変有意義であったとのお言葉を
いただき、こちらもお客様の思いやお考えを改めてお伺いできる機会となりました。

2024.9_箕面市RC賃貸併用_構造見学会

通常、RC建物の工事現場には足場や配線などの仮設資材が多く配置されており、
通路も作業員が通れる必要最小限の確保となっているところが多くて危険を伴います。
その為、一般的には作業員以外は立入禁止となり、工事中の現場内部を公開している建設会社などは
そう多くありません。

三和建設ではいつ何時でもお施主様に現地をご確認いただけるよう、日ごろから現場パトロールを実施するなど
整理整頓と美化に努めています。特に工事中の現場をご覧いただく構造見学会では、見学者様が安全にRCの構造躯体を体感していただけるよう、一層の注意を払い準備を整えてお迎えしております。

箕面市RC賃貸併用構造見学会_共用廊下(左)住戸内(右)
左)共用廊下のRC構造躯体 右)住戸内のRC構造躯体

また工事中の現場を実際にご覧いただくと、現場監督の物づくりへの姿勢が一目で理解できます。
建物が完成し、特に内部は仕上げ材で覆われてしまうと隠れてしまいますが、きれいな仕上げのその下には、
現場監督の采配の下、強固で安全安心なRC躯体が造り上げられています。

見学会ではコンクリート外壁の打ち放し仕上げと、屋内の内装下地仕上げの違いを確認していただきました。

箕面市RC賃貸併用_構造見学会_RC打放外壁_内装下地仕上壁
左)RC打ち放しの外壁 右)RC屋内の内装下地仕上げの壁

外壁などでよく見かけるRC打ち放し壁の型枠は、コンクリートに接する内側が塗装されており、
外した時に表面が平滑できれいな仕上がりとなります。
一方、クロスなどで仕上げる屋内の型枠は、塗装されていない合板を現場転用しながら使います。
見せる所とそうでない所で型枠の種類を変えることで、無駄なコストを省くことに繋がります。

また「RC壁式構造」の壁の厚みや構造体の構成、およびラーメン構造との違いを確認していただきました。

2024.9_箕面市RC賃貸併用_構造見学会_梁型や柱型がない空間
梁型や柱型がない空間

ラーメン構造の場合、壁や天井の隅に柱型や梁型が出っ張っているのですが、
壁式構造は壁自体が強固に空間を支える事が出来る為、広くスッキリとした開放感のある空間を
造りやすいのです。

ご案内中、お客様からコンクリートの床に段差が付いている理由についてご質問をいただきました。

2024.9_箕面市RC賃貸併用_構造見学会_設備配管の空間として利用するコンクリートの床段差
設備配管の空間として利用するコンクリートの床段差

こちらは洗面室なのですが、床を張って仕上がった時にバリアフリー(段差のない空間)になるように
あらかじめ構造躯体で段差を造り配管スペースを確保している旨、ご説明させていただきました。

その他、エレベーター室の吹き抜け構造や、美観上、エアコン室外機がきれいに設置できる
スペースの造り方など、現地でお客様とイメージを共有しながら、ご見学いただきました。

RC住宅またはRC収益物件に興味を抱いている方々にとって構造見学会は見どころ満載です!
次回の開催の折にはぜひご参加くださいね。

なお、今回の構造見学会でご覧いただいた建物は、来年の令和7年1月に完成見学会を開催いたします。
今度は建物が完全に仕上がった状態をご確認いただけますので、より使い勝手や住まい心地などを
実感しやすいかと思います。
詳細はこちらのブログでお知らせいたします。お楽しみに!


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