こんにちは。営業の勝田です。
一戸建て住宅着工棟数の工法別統計を見ると、木造住宅が8割強を占め、
その次にプレハブ系の鉄骨造が続きます。私たちが建てる鉄筋コンクリート造は全体の数%で、
コンクリートの住宅展示場も阪神間では数棟しかありません。
その内の一棟が、私たち三和建設のモデルハウス、「RCの家」宝塚展示場。
毎週末になると、新しい住まいをお考えのみなさんにたくさんお越しいただきます。
周辺施設には宝塚歌劇場やベビーザラスがあり、お帰りに立ち寄られる方も多いのです。
そんな中、初めてご覧になられた方からは、コンクリートの住宅についての質問をよくいただきます。
そこで、コンクリート住宅に関する「Q&A」をまとめてみました。
これから、皆さまの質問にお答えしてまいります。
確かに、築数十年経過した鉄筋コンクリートのマンションや住宅にお住まいの方からは、
冬場の結露に悩まされている、とのお話をよく聞きます。
しかし、三和建設のコンクリート住宅にお住まいの方からは、上記のような声を聞くことはありません。
なぜ、昔のコンクリート建物が結露しやすいのでしょうか?
結露の発生を抑えるのには、建物の「気密性」と「断熱性」を高め、「換気」を正しく取り入れることが、
重要なポイントとなります。
鉄筋コンクリート建物の特徴のひとつに、優れた「気密性」が挙げられます。
壁や床、屋根をコンクリートを流し込んで一体で作るコンクリート造は、柱や梁、壁材といった多くのパーツを
組み合わせて作る木造や鉄骨造とは異なり、高い「気密性」を誇ります。
しかし、いくら高い「気密性」を誇っていても、「断熱性」が伴わないと、
外気温と同調して温度変化する壁面やサッシ面で大量の結露が発生してしまいます。
一般に築20年以上前のコンクリートのマンションや住宅では、断熱材の厚みが不十分で、サッシも
一枚ガラスが多く、気密性能はあるものの、断熱性能の不足で、結露が発生しやすい構造になっています。
人間は一般の生活の中で、4人家族の場合、呼吸や発汗、家事や入浴で一日当たり12Lの水蒸気を発生
させると言われています。この水蒸気、冬場の暖房された室内では水蒸気のままでも、断熱が不十分な
北側の部屋や押入れの中に移動すると冷やされて、「気体」→「液体」となり、結露となって、
カビを発生させる原因となります。
結露対策にもうひとつ、忘れてはならないのが、「換気」です。
ひと昔前の木造住宅なら、壁や窓に隙間があるのが当然で、何もしなくても自然に換気がなされていました。
現代の住宅では、木造住宅においても、技術の進歩でどんどん気密性が高まっています。
気候が良い季節や朝夕なら窓を開けて、発生した水蒸気や汚れた空気を外へ出し、新鮮な空気を取り入れるの
ですが、真夏や真冬ではどうしても締め切りがちになってしまいます。
そこで最近の住宅には、締め切ったままでも計画的な換気がおこなえるように、機械式の計画換気システムの
設置が建築基準法で義務付けされています。
「高気密」と「高断熱」と「換気」
もともと高い気密性能を持つ鉄筋コンクリートの家に、しっかりとした断熱材や断熱サッシを施工し、
計画換気システムを取り入れることで、結露が発生しにくい快適な住空間を創ることができるのです。
※Q&Aの続きはこちらから→コンクリート住宅 よくある質問 ~どれくらいもつの?
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