2012.12.05

コンクリート住宅 よくある質問 ~ひび割れは大丈夫?

こんにちは。営業の沖田です。

お客様の中で、とくにマンションにお住まいの方から、
コンクリートの建物のひび割れについてよく質問をいただきます。

長い間、マンションにお住まいですと、外壁の塗り替えや
防水工事のやり替えなどの大規模改修工事を経験されて、
「コンクリートの建物はひび割れが起こると大変!」
だと思われているのではないかと・・・

「ひび割れの無いコンクリートを造る」

技術者にとって、とても大きな課題です。
私たちは「鉄筋コンクリート」に関することなら、創業以来47年培ってきた
経験と技術力に自信をもっています。

モデルハウスに来場いただいたお客様には、まずこうお話ししています。

「鉄筋コンクリートの建物には〝ひび割れ〟が起こります」

「おや?」と思われた方も多いのでは?
でも、コンクリートの建物を造るにあたり、まずこのことを理解して
取り組まなければ、せっかくのコンクリートの良さも台無しになりかねません。

「ひび割れ」はコンクリートの乾燥による収縮や温度・湿度の変化による膨張、
荷重が作用した場合の歪みなどによって発生します。

「ひび割れ」も軽微なものは問題ありませんが、
大きいものは鉄筋コンクリート建物の機能性・耐久性・美観を損ないます。
三和建設では、このひび割れの発生の抑制に長年継続して取り組んできました。
でも、「鉄筋コンクリート」を扱う上で、「全てをなくす」ことは難しいのです。

抑制するための取り組みと併せて、「ひび割れが発生しても大丈夫な家」
となるように造ることも、コンクリート住宅を提供する私たちの使命なのです。

ひび割れの中には、明らかに設計や施工上の不具合で発生したと
見られるものもありますが、これらは施工段階の技術力で抑止することができます。
でも万一発生した場合には、早期の補修(ひび割れを埋める)が必要です。

もっとも多いのは「ヘアクラック」と呼ばれる、髪の毛程度の幅のひび割れです。

ヘアクラックは、大きな面積のコンクリート壁や開口部の周囲に発生するケースが多く、
ほとんどはコンクリート構造体の内部には到達していません。
よく質問いただくような、建物の構造強度を損なうものではありませんので、ご安心ください。

三和建設ではコンクリート住宅のプロとして、建物のご契約に際して、
「コンクリートのひび割れ」に関するアフターサービス基準を提示し、
皆さまにご説明しております。

「ひび割れの無いコンクリートを造る」ことについては、大手ゼネコンをはじめ、
各建設会社がさまざまな取り組みをおこなっていて、建築・土木技術者にとっては
〝永遠のテーマ〟だとも云えます。

限られた工期を睨みながら、作業工程計画を練り上げ、
プロ意識と誇りを持って品質管理に努めようとする、
「施工者の意欲」

型枠内は鉄筋や配管で混雑しています。
流し込んだコンクリートが型枠の隅ずみまで行きわたり、
施工者が工事をし易いように、建物のカタチを創る、
「設計者の配慮」

三和建設では、設計・施工一貫のメリットを活かし、
双方の技術者たちが、日々協力しながら、
「鉄筋コンクリート住宅」の品質向上に努めています。

※前回のQ&Aはこちらから→ コンクリート住宅 よくある質問 ~ 固定資産税って高い?

 ※続きはこちらから→ コンクリート住宅 よくある質問 ~「外断熱」ってどう? 

 

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