2013.03.18

仁川の家 ~工事着手しました!

おかげさまで創業48年。私たちは宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

こんにちは。現場監督の小林です。

私が担当する鉄筋コンクリート住宅、K様邸の様子をお伝えします。
K様邸は外観デザインにこだわった3階建のコンクリート住宅。
建築主様と設計の田村部長とで何度も打合を重ねての外観だと聞いています。

3/15当日は朝より青空が広がり、絶好の工事日和となりました。
工事の着手はまず地盤の改良工事から始まります。

コンクリートの住宅は木造住宅と比べて約5倍の重量がありますので、
地盤を強固にすることが重要です。
地盤改良工事は目に見えない部分の工事だけに、特に慎重に作業を
進めてまいります。

今回のK様邸の地盤改良は、「湿式地盤改良工法」。
事前の地盤調査結果に基づいて、設計された柱状改良杭は、
直径が60センチ、深さが約2.5~3.0mで計62本です。

「柱状改良」とは?・・・
ミキサープラントで粉体のセメント系固化剤と水を混ぜてできた「セメントミルク」を、
ポンプで建柱車にセットされたアースオーガーロッドに圧送します。
正転して掘削したアースオーガーロッドを、反転させながら引き上げる際に、ロッドの先端から
セメントミルクを吐出させ、土とスラリー状になるまで混合撹拌します。
こうして地中に柱状の改良体を形成し、建物地盤の支持力を向上させる工法です。


上はセメント系固化材入りの袋を、ミキサープラントに投入しようとしているところ。
一袋で約1トンもの重さがあります。


奥で建柱車が今まさに掘削しようとしています。
手前の数本は既に改良工事を終えました。

設計で定められた支持層(固い層)にアースオーガーの先端が到達したのか
は、オーガーに回転トルクをかけて、計器でその抵抗値を計測して確認します。
非常に硬い層に到達した場合にトルクをかけると、反動で建柱車が浮き上がるほどです。


また、現場では杭一本毎に工事開始と終了の時刻、到達深度やトルク値を
施工記録として残しています。

天候にも恵まれて、工事は2日間で完了しました。
これから数日は養生期間とします。

工事に際しては、細心の注意を払って進めるのですが、
今回もミキサーでの撹拌やオーガーにトルクをかけた時にはやはり音が出て、
近隣の方にご迷惑をおかけしています。
今後も慎重に工事をおこなってまいりますので、ご理解いただきますよう
よろしくお願いします。

※続きはこちらから→ 仁川の家 ~掘削・レベルコンクリート施工
  
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