2013.04.03

仁川の家 ~掘削・レベルコンクリート施工

おかげさまで創業48年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

こんにちは。現場監督の小林です。

私が担当する鉄筋コンクリート住宅、仁川の家は、
地盤改良工事で土中に作った改良杭の養生期間も終わり、
いよいよ基礎工事となりました。


これから基礎を作るので、基礎底までの土を掘削して場外に運び出します。
仁川の家では、4tトラックで約20台分の土を搬出しました。


見えている○は柱状改良杭の頭です。
重機での掘削で、杭頭を傷めないように慎重に掘っていきます。


掘削が完了すれば、砕石の敷き込みに入ります。
柱状改良杭相互の間に、砕石を入れて均します。
この上に鉄筋コンクリートで基礎を作りますので、建物の荷重は杭へダイレクトに伝わり、
杭の先端、地盤面下の固い層に支持されることになります。


次に防湿フィルムを敷き込みます。
地面からの湿気上がりを防止することが目的です。


防湿フィルムの上から、捨てコンクリート(略して捨コン)を打設します。
このコンクリートは構造強度として、必要なモノではありません。
鉄筋コンクリートで基礎を作りますが、サイズや位置を地面にマーキング
するために平らな地面が必要なことから、捨てコンクリートで均します。


捨てコンクリートが乾くと、基礎のサイズや位置をマーキングする「墨出し」を
おこないます。
この作業はとても重要です。図面通りに基礎を描くことはもちろん、
敷地境界からの建物の空き寸法もしっかりチェックします。
基礎が出来あがると、もう位置を変更したりできないので、絶対にミスは許されません。


捨てコンクリートの表面は乾くと白っぽくなります。
捨コンの表面に描かれた「FS1」や「FCS1」、「←→」や「コ」。
写真では見えづらいのですが、縦横にサイズを示すラインも引いています。
どれも、これからの基礎の鉄筋工事をおこなうのに必要な表示です。
それぞれの表示は、組まれる鉄筋のサイズや間隔などを、鉄筋工事の職人が「うっかり」
間違うことがないようシンプルに分かりやすくする現場監督(私です)の工夫なのです。

※前回の記事はこちらから→仁川の家 ~工事着手しました!
※続きはこちらから→仁川の家 ~基礎配筋・型枠工事

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