おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。
営業の伊藤です。
鉄筋コンクリートの住宅をご検討のお客様から、
「家の内部の間仕切りを簡単に変更できますか?」
といったご質問をよくいただきます。
将来的に家族構成やライフスタイルの変化にあわせて
間取りを自由に変えることができるのは、家を永持ちさせる上でとても重要なことです。
そこで今回は鉄筋コンクリート住宅の
「撤去できる壁とできない壁」
についてご説明します。
三和建設のRC規格住宅『smile A』プランを例にあげると、
1階の平面プランでは赤線で囲った部分が建物を構造的に支えるために重要な壁=耐力壁となります。
耐力壁は当然ながら鉄筋コンクリートで作るので、撤去したり孔を開けたりはできません。
一方、それ以外の壁は「間仕切るためだけの壁」であり、青色の部分になります。
この壁は将来移動や撤去することができる壁です。
ただし、水廻り(トイレやキッチン、お風呂や洗面)には給水管や排水管があり、
こちらの移動が伴う場合は十分な検討が必要になります。
将来的な間仕切り壁の追加のケースでよくご提案させていただいている例として、
子供部屋を2部屋で分けるご提案があります。
RC規格住宅『smile A sky』プランを例に取ると・・・
新築時は2部屋分を一体の空間で間仕切っておきます。
そして子供様が大きくなり、自分の部屋が必要となれば間仕切りを設けるのです。
間仕切り壁は、軽くて施工精度の高い軽鉄壁(LGS)としています。
このあと、LGS下地に石膏ボード、壁紙を貼れば完成です。
鉄筋コンクリート造は木造と比較して、構造的に必要な耐力壁が少ないので
将来的な間取りの変更に対応しやすい工法です。
ある統計によると、日本の住宅の平均的な寿命(建築されてから建て替えられるまでの年数)は
およそ27年だと言われています。
先進国の中ではアメリカやイギリスは100年以上、ドイツやフランスは80年近くであることを
考えると、日本はあまりにも短命なのです。
その理由のひとつに、構造面や性能的にはまだまだ使用できるのですが、
将来的な家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に対応できないことがあげられます。
建物を末永くご愛用いただくには、定期的な建物の維持メンテナンスはもちろん、
間取りに可変性を持たせることも重要だと感じます。
※前回の記事はこちらから→ビルトインガレージはいくら?土留め工事のいろいろ
※続きはこちらから→よくある質問・・・コンクリートは結露しやすい!?
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