おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
※西宮展示場リポート 第1回目はこちらから
西宮に新しい「RCの家」モデルハウスがオープンします!!
階上ではポンプ車のアームが伸ばされて、
打設作業順序の確認がおこなわれています。
準備も整い、打設作業が始まりました。
生コン車からシューターを利用して、ポンプ車へコンクリートを送り込みます。
打設は、ポンプ車から一番離れた事務所棟から始まりました。
次々にコンクリートが送られて、型枠内に流し込まれます。
その一方で・・・
私たちは階下にいました。
密実なコンクリートを打つには、型枠の隅々まで行き渡らせることが必要です。
朝礼で監督が注意喚起したように、ドア開口下部の立ち上がり部分は
特にコンクリートがまわりにくいのです。
上階からバイブレーターを差し込むのと同時に、
下階では数人で型枠を叩いて振動させ、コンクリートを行き渡らせます。
奥まで充填できると、立ち上がりの天端の蓋に開けた孔からコンクリートが溢れ出ます。
打設の際に型枠を叩くのは、他にも理由があるそうです。
現場監督の佐古田社員に教えてもらいました。
型枠にコンクリートを流し込むと、コンクリート内に空気が入り込みます。
そのままでは空気は気泡となったまま残ってしまい、空洞化となります。
こうした気泡跡は、強度面はもちろんですが表面の仕上がりにも影響します。
(こんなイメージ)
打設時に型枠を下から上に念入りに叩くことによって気泡が抜け、
密実な美しい仕上がりのコンクリートが出来上がるのです。
そこで私も懸命に叩き続けました。
展示場責任者の沖田も真剣に叩いています。
私は今回初めてコンクリート打設を経験しました。
自分たちのモデルハウスですから、おのずと木槌を持つ手にも力が入ります。
型枠を叩き続けていると、分かったことがありました。
それは「生コンが型枠のどのあたりまで入っているのか」ということです。
叩いていると、コンクリートが入っている、そうでないところはあきらかに“音”が違います。
見えない型枠内の打設状況が、木槌を通して伝わってくるのです。
経験の浅い私にとって、これは嬉しい発見でした。
“いいコンクリートを打つ”ためには、豊富な経験と施工技術が必要です。
今回のコンクリート打設を通じ、RC住宅は私が思っていたよりも多くの人たちの労力と
時間を掛けて創り上げられる建物なのだと、知ることができました。
現場で見て、体験することは、本当に勉強になります。
これからもRC住宅の全てをお客様にお伝えできるように努めてまいります。
※前回の記事はこちらから→展示場スタッフも現場入り・・・コンクリート打設リポート その①
※続きはこちらから→杉板型枠を外しました!・・・RC西宮モデルハウス建築日記
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