おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
皆さま、こんにちは。
先日から全国各地で気温がぐんぐん上昇し、
日中の最高気温も30度近くになる日も出てきました。
街中では半そでや短パンの方も見られるようになりましたが、
それでも朝夕はまだ冷んやりとしています。
季節の変わり目で体が暑さになれるまでは無理をせずに
体調管理に努めていきたいところです。
今回も西宮のRC住宅「甲子園の家」の作業現場から
西宮展示場スタッフの吉川がお送りします。
現場は基礎の鉄筋工事が終わったところです。
いつものことながら、驚くほど大量の鉄筋が組まれています。
木造住宅でも、土に接する基礎部分は鉄筋コンクリート造となっていますが、
自重の重いRC住宅の基礎に使用する鉄筋の量はその何倍にもなります。
鉄筋工事の後は、コンパネ(=コンクリートパネルの略です)を加工して、
型枠を組み上げてまいります。
流動性のあるコンクリートを型枠大工が組んだ型枠に流し込んで造る鉄筋コンクリート住宅では、
この型枠加工の精度が、建物の出来具合を大きく左右するのです。
現場で組まれる型枠のほとんどは、施工図に基づいてあらかじめ工場で加工されてから
現場に搬入されます。
型枠にはコンクリートを流し込む際に、とても強い圧力がかかる為、
知識や経験のある型枠大工が適切に金物を設置して頑強な型枠を組み上げます。
一般に“大工”といえば、木造住宅を手掛ける“大工さん”を連想すると思いますが、
“型枠大工”はまったく異なる仕事内容です。
まっすぐな壁はもちろん、案件によってはアーチ型やジグザグ階段の型枠もお手の物。
下の写真は鉄筋コンクリートモデルハウス「RCギャラリー西宮」の
外階段の型枠組みの様子です。
コンクリート打設後に型枠を外すと・・・
こんな完成形を頭に描きながら型枠を組み上げるのです。
素直に尊敬してしまいます。
当たり前ですが、型枠に隙間が空いていればコンクリートがこぼれてしまうので
接合部分をピッタリと組み上げる仕事ぶりはまさに“匠”。
鉄筋コンクリート造専門の大工さんなのです。
鉄筋工も型枠工もそうですが、鉄筋コンクリート住宅の重要な躯体は
全て「人の手」で造り上げられます。
ユニットハウスや規格化された工法ではない分、私たちは細部にもこだわって
家づくりに取り組んでいます。
※前回の記事はこちらから→「甲子園の家」建築日記・・・建物の寿命を決めるコンクリートのかぶり厚
※続きはこちらから→「甲子園の家」建築日記・・・基礎のコンクリートを打設しました!
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