2016.08.29

夏でも元気!・・・建物の魅力を惹きたてる木々たち

おかげさまで創業51年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
  

楽しかった夏休みももうすぐ終わりです。
猛暑日続きだった今年の夏も峠を越したようで
ここ数日は暑さも和らいできました。

立秋を過ぎてから、急な豪雨や雷が増え、RCギャラリー西宮でも
スマホで雨雲予想を見ながら、外に出している看板や屋上ソファクッションを
片付けるタイミングを見計らっています。

ただ、恵みの雨に木々たちはホッとしているはずです。

RCギャラリー西宮では、外構計画の参考にもしていただけるよう、
敷地内にさまざまな種類の中高木、低木、草花を植えています。
本日は、RCギャラリー西宮のシンボルツリー紹介、第5弾。
『ハヤトミツバツツジ』と『ナツハゼ』をご紹介します。

RCギャラリー西宮モデルハウス正面

左から、ツリバナ、ハヤトミツバツツジ、ナツハゼ、アオダモ

※ツリバナは『住まいに癒しを与えてくれる中庭の木々たち ~その②』から、
 アオダモは『住まいに癒しを与えてくれる中庭の木々たち ~その①』からご覧くださいね。

 

『ハヤトミツバツツジ』は鹿児島県原産の落葉低木で、関東から近畿地方まで自生しています。
樹高は1~3mくらいになり、ツツジの中では、背が高く花が美しい品種です。
ツツジ科ツツジ属のミツバツツジの一種で、ミツバツツジと名のつく品種は他に8種類もあります。

ハヤトミツバツツジ

枝先に3枚の葉がついているのが特徴で、名前の由来となっています。

ハヤトミツバツツジ 葉

葉よりも先に花が咲き、赤紫色の花びらが可憐な見栄えです。
開花時期は3~4月頃。今から春が楽しみです。

ハヤトミツバツツジ花

花が終わった直後に剪定を行いますが、剪定をしなくても、自然な樹形を楽しむこともできます。
日当たりが良くても、半日陰でも育ち、-25度まで耐えられる為、寒さにも強い品種です。
ただ、根が浅く、乾燥に弱い為、年間を通して適度な水やりが必要となります。

 

こちらが『ナツハゼ』。

ナツハゼ(ツツジ科)

日本から朝鮮・中国と広範囲に自生する落葉低木で、高さは1.5~3mほどになります。

夏頃からハゼ(写真下)のように紅葉することから、『夏櫨(なつはぜ)』と呼ばれています。

ハゼ(ウルシ科)

花期は5~6月頃、スズランに似たかわいらしい花を咲かせます。
花も紅葉も控えめな印象で、茶道で茶会の席に飾る茶花(ちゃばな)などにも用いられます。

ナツハゼ花

日当たり、水はけの良い場所を好み、 半日陰でも問題ないのですが、
日陰のものは夏に紅葉せず、日当たりが良いほうが秋の紅葉も美しくなるとの事。
夏に紅葉するというナツハゼの魅力を楽しみたいなら、日当たりのいい場所に植えるのがよさそうですね。

ナツハゼ葉

ナツハゼはブルーベリーの仲間で似たような実を付けます。

ナツハゼ実

10~11月にかけて熟し、ブルーベリーよりも酸味が強く、生食のほかジャムや果実酒に利用されています。
また染色に使用されることもあり、濃い紫色に染まります。
目の疲労回復に効果があるとされているアントシアニンの含有量も、ブルーベリーより多いのだそう。

前回のブログでご紹介した、ジューンベリーと同じ『自家結実性(じかけつじつせい:自身の花粉で受粉して
実をつける)』の果樹なので、1本だけの植え付けでも実が楽しめます。

普段、水やりは不要ですが、夏の高温期は日中を避け、朝か夕方に十分に水を与えます。
また、基本的に剪定はあまり必要なく、風通しが悪いようなら剪定する程度で良いようです。

日向には日向に向く品種、日影には日影に向く品種と、特徴を知って、
その建物の中で最適な場所を選んであげられると、魅力も最大限に引き出せます。
ぜひ参考になさってください。


※前回の記事はこちらから→花も果実も楽しめるモデルハウスの木々たち・・・その②
※続きはこちらから→アウトドアリビングのくつろぎを演出する屋上の木々たち①

※RCギャラリー西宮に関するブログはこちら

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