おかげさまで創業58年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
今年は全国的に例年よりも早い梅雨入りを迎え、RCギャラリー西宮モデルハウスがある
ここ近畿地方でも10年ぶりに5月の梅雨入りとなりました。
先日は梅雨入り早々に災害級の大雨にも見舞われ、一日中スマーフォンの災害アプリの通知が
鳴っていました。
現在、復旧作業に当たられている方もいらっしゃることと思います。
日中は真夏日に届きそうな気温となる日も増えてきたかと思いますので、
熱中症にはくれぐれもお気を付けくださいね。
本日は昨年末にお引渡しを終えた、三田市の中古RC住宅改修についての続編です。
前回「陸屋根の外断熱改修」についてお届けしましたが、今回は「外壁の外断熱改修」
についてレポートします。
前回のブログでお伝えした「陸屋根の断熱」「屋根裏の熱橋補強」と今回の「外壁の断熱」を
実施することで外断熱改修補助金の適用要件である建物外皮全体の断熱性能が確保されたことに
なります。
RC外壁の断熱工法は内断熱と外断熱の2つの方法がありますが、
今回は補助金の対象となる改修区分が「外張り断熱」である事と、外壁改修後に予定している
室内リフォームのしやすさもあり、外壁に断熱材を張り付ける「外断熱」の採用となりました。
こちらは施工前の写真。外壁は吹付仕上げです。
今回採用の外断熱はRCギャラリー西宮モデルハウスでも採用されている、
東邦レオさんの外断熱工法「エコサーム」。
こちらの工法は断熱材の割り付け方や接着剤の塗り方など、独自の細かな取り決めがあるので、
東邦レオさんの「責任施工」となります。
また表面テクスチャー(塗り方)も数種類あり、色は36色からお選びいただけるので
仕上げの自由度も高い商品になっています。
既存外壁の吹付仕上げの上にアクリル樹脂系モルタル接着材を塗布、
断熱材(ビーズ法ポリスチレンフォーム)100㎜を貼り、躯体と固定します。
外壁の外側に断熱材を貼り付ける為、外壁の厚みが増します。
「断熱材の表面仕上げは弱くてすぐにへこんだりするのでは?」
そんなご質問をよくいただきますが、エコサームの表面仕上げは多重構造になっているため、
表面はかなり堅くて頑丈な造りになっています。
先ほど躯体の上に貼り付けた断熱材の上にさらに①~⑤の手順で施工してゆきます。
①スタイロボンドB(接着剤)
↓
②補強ガラスメッシュ
↓
③スタイロボンドB(ベースコート)
↓
④仕上げ用プライマー
↓
⑤フィニッシュコート(外壁仕上げ)
特に建物の出角や窓周りの部分などは、②補強ガラスメッシュと③スタイロボンドB(ベースコート)を
繰り返し、当ってもへこまないようにコーナー補強を行います。
外断熱の上に①~⑤を施し、外壁の外断熱改修は完了しました。
ホワイトからネイビーの外壁となり、昭和から令和のRC住宅に生まれ変わりました。
窓周りの出角が補強され、厚みの増した外断熱の壁となりました。
サッシ部分が奥にへこんだように見え、重厚感が出ますね。
建物外側(壁・屋根)を断熱材がコンクリート躯体全体を包み込むように覆うことで、
夏場、冬場の外から熱の影響が低減され、快適な温熱環境下での暮らしが実現します。
全国的に見て、RC住宅の改修工事が対応可能な会社はそう多くありません。
またRC住宅で今回の次世代省エネ建材の実証支援事業を活用している実例も少ない中で、
当社はRC住宅の新築でもリノベーションでも豊富な実績があります。
阪神間でRCの新築やリノベーションでお困りの事がありましたら、ぜひ一度ご相談ください!
前回の記事はこちらから→RC断熱改修には補助金があります!~陸屋根の外断熱改修~
続きはこちらから→RC断熱改修には補助金があります!~窓の断熱改修と換気システム~
兵庫・大阪で建てる高品質&デザインRC注文住宅。
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