2024.07.02

建物と一体のファサード~RCシャッターゲート

おかげさまで創業59年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

関西地域でもようやく本格的な梅雨入りとなり、晴れ間が恋しい季節となりました。
雨の中でも色鮮やかに庭を彩る花々を見ていると心が安らぎますね。
この季節でしか味わえないひとときの風景も大切にしたいものですね。

梅雨の彩

さて本日は、RCギャラリー西宮モデルハウスへよくお問い合わせいただく、
「RCシャッターゲート」の実例をご紹介したいと思います。

以前、2015年5月のRCブログでご紹介させていただきました。
早いもので、あれからもう9年が経ちましたが、当時と変わらずお問い合わせが多く根強い人気が伺えます。

最近のシャッターゲートはといいますと、各エクステリアメーカーの既製品でもバリエーションが増え、
加工の自由度が高い発砲系の部材でつくる製品なども普及し始めており、デザインやコストに応じて
多種多様な商品があります。

ちなみに当社では、建物計画の後にコスト内に収まる既製品を取って付けるような提案は行っていません。
RC住宅を扱う専門技術者の立場としては、シャッターゲート選定の際にシャッターゲートを含めた建物
とのバランスを考慮した設計計画を立てていく必要があると考えています。
敷地のメイン道路に面して配置され、建物の第一印象を左右するシャッターゲート。
「ファサード」として重要なエクステリアエレメントと捉えて計画しています。

それでは直近のRCシャッターゲート実例をご紹介します。

三和建設_RCシャッターゲート事例①-1

西宮市の高級住宅街に建つ邸宅です。
ガレージは車3台分を確保し、玄関ゲートも取り入れたデザインとなっています。
車3台分であればゲートスパンを9mとし、シャッター1台で納めることも可能ですが
日々の使い勝手を考慮して2台と1台にシャッターを分割しています。
3台分のシャッターよりも2台分もしくは1台分のシャッターの方が開閉速度は速いので、
車を頻繁に利用することを考慮しての計画となりました。
また3台分を一度にシャッターを開けると内部が丸見えになる為、その点も配慮しました。

三和建設_RCシャッターゲート事例①-2

シャッターを開けた状態です。

三和建設_RCシャッターゲート事例①-3

RCガレージゲートと一体にデザインされた玄関ゲート。
すべてコンクリート化粧打ち放し仕上げで統一されています。

こちらは少し以前の実例写真です。
強靭な鉄筋コンクリートだからこそ可能な片持ち梁のデザイン。
強さと美しさを兼ね備えた存在感のあるファサードです。

三和建設_RCシャッターゲート事例②-1
三和建設_RCシャッターゲート事例②-2

「さすがに本物は違う。」
一邸一邸、手作りの鉄筋コンクリート注文住宅。
RCシャッターゲートもまたしかりで、奥に佇む建物とも一体感が生まれます。

メンテナンス面はといいますと、RCシャッタ-ゲートもRC建物の外装と同様に表面に撥水コーティングを塗布することで経年の汚れを低減します。また、コンクリートのひび割れについてもRC建物と同様に誘発の目地処理を行ってひび割れ防止に努めています。

これらの配慮はRC住宅を造っているからこそ。
耐久性もRC建物と同様に100年間は十分にもちますので、建物と同じように美観を保つ工夫を施します。

おかげさまでRCギャラリー西宮モデルハウスへは、RCシャッターゲートについてのお問い合わせをいただく
ことが多いのですが、当社は建設会社として、RCシャッターゲートは「建物と一体のファサード」と考えています。
他社の新築工事における外構工事として依頼可能かお尋ねいただくことがよくあるのですが、RCシャッターゲートのみの工事請負は承っておりません。
当社のRC住宅又は木造住宅において建物一体のデザインとして取り組んでおりますので、ご理解のほど、
どうぞよろしくお願いいたします。

また2015年5月ブログをご覧になって、記載されている価格についてのお問い合わせも多くいただいているのですが、この9年の間にさまざまな経済情勢の影響を受けて大きく変動しております。
現在の最新情報については、建物のご相談と共にRCギャラリー西宮までぜひお気軽にお問い合わせください。

今回ご紹介した他にも、昨年の秋に竣工したRCシャッターゲートの実例がございます。
現在、画像を用意しておりますので準備が整い次第、またこちらのブログでご紹介いたしますね!


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