2015.05.18

いまさら聞けない、「建ぺい率」「容積率」って何? その①

おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

 

こんにちは、営業の伊藤です。

かつて宝塚展示場にご来場いただいたお客様から、
こんな質問がありました。

「あのお・・・建ぺい率、容積率ってなんですか?」

「知っている」のと「話せる」のは違うと言いますが、
いざ説明するとなると難しいものです。

というわけで今回は住まいづくりに関するワードの内、基本中の言葉である
「建ぺい率と容積率」について書いてみます。

設計者がプランを考える時、まずは計画地を確認し、その敷地に関する法規制を調査します。
「どれぐらいのボリュームの建物が建つのか?」
も、全てはこの調査から始まります。

建物が個人住宅であれば、法規制一杯まで床面積を広げることは少ないかもしれませんが、
事業系の建物(マンションやテナントビルなど)の場合、1住戸でも、1㎡でも広く間取りが確保できるのなら
その分収益性が上がるので、設計者は建ぺい率と容積率上限近くまで建物を大きくしようと取り組むのが一般的です。

「建ぺい率と容積率」を説明する前に、押さえておきたいのが「敷地面積と建築面積、床面積」

いずれも建築基準法施工行令の第二条に用語の説明が書かれています。

【敷地面積】
敷地面積①

「水平投影面積」ですので、斜面地であっても、真上から垂直に見下ろした面積ですね。

 敷地面積②

【建築面積】

建築面積①

「外壁又はこれに代わる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積」ですので
フロア相互で最も突出した部分を含めることになります。

建築面積②

また、かっこ書きの中にある「1メートル以上突き出たものがある場合・・・」については
下図のような面積算定になります。柱や壁がなくても、1メートル以上突き出た庇やバルコニーは
建築面積の対象になります。

建築面積③

 

【床面積と延べ面積】

延床面積①

延床面積

1階床面積+2階床面積+3階床面積 = 延べ床面積 となります。

こちらは皆さんよくご存知ですね。

ただし書きの「自動車車庫」については、以前のブログ(→こちら)をごらんください。

※「いまさら聞けない、「建ぺい率」「容積率」って何? その②」 に続く

 
※前回の記事はこちらから→RC住宅よくある質問・・・コンクリートって、有害?無害?
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