おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
12月も中盤に差し掛かろうとしています。
取引先の協力会社さんや銀行さんからは、
来年のカレンダーがポツポツと届き始めました。
三和建設でも、2016年度カレンダーが出来上がりました!
手前味噌ながら、このカレンダー、シンプルで書き込みができるので、結構人気なんです。
このカレンダーを持って、一年間お世話になった方へご挨拶に伺う時節になりました。
さて、今回も西宮夙川駅近くで建築中の鉄骨造マンションの現場リポートを
宝塚展示場スタッフの吉川がお届けします。
現場では鉄骨の建て方も終わり、外壁材のALCパネルの取り付けが行われています。
1階部分はすでに取り付け工事は完了していました。
2階部分はこれからちょうどこれから作業に取り掛かるところです。
ALC版は、Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略称で、「軽量気泡コンクリート」とも呼ばれます。
一枚一枚が品質管理の徹底したJIS(日本工業規格)製品となり、
優れた耐久性と断熱性、さらに遮音性と耐火性を併せ持った建材です。
建築の現場では、「鉄骨造の外壁=ALC」ともいえるほど一般的に使用されています。
「コンクリート」と名が付いているので、さぞかし重量があるのだろうと思われるかもしれませんが、
私たちが鉄筋コンクリート住宅で扱う「コンクリート」とは全く別物です。
ALCはコンクリートと比べて非常に軽く、約4分の1の重さ。
パネル内部に気泡がたくさんあり、比重は0.6程度(水の比重は1)なので水にも浮かびます。
コンクリートより軽いとはいえ、長さが3メートル以上ともなると1枚は100キロ近くにもなります。
二人で持ち運べない重さではないのですが、それでも外壁に縦に取り付けるのは大変な作業です。
職人さん達は協力し合って一枚づつ丁寧に取り付けています。
注意すべき点として、ALCパネルには耐力壁となるような強度がないことが挙げられます。
パネル自体は結構脆くて、角を当てると簡単に欠けてしまうほどです。
現場では、こうしたALCパネルの特性を十分理解した施工方法が用いられます。
上は窓開口の部位で、この後アルミサッシが入ります。
ALCパネル自体にはサッシを支える強度はありませんので、
開口まわりに補強の鉄骨L型アングルが取り付けられています。
鉄骨造も鉄筋コンクリート造も、世界中で古くから用いられており、どちらも歴史ある工法です。
そして、それぞれに特性があります。
「どちらのほうが優れていますか?」
よくこんな質問を受けますが、工法を知り尽くしている人ほど、答えに窮すると思います。
「コスト」、「デザイン」、「快適性」
三和建設ではどちらの工法も扱っています。
50年間培ってきた経験と技術力で、皆さまのご要望に柔軟に対応できるのも
三和建設の“強み”なのです。
※前回の記事はこちらから→西宮夙川マンション・・・鉄骨が組みあがりました!
※続きはこちらから→鉄骨造には耐火被覆が必要です!・・・西宮夙川マンション建築中
※西宮展示場レポートはこちらから→西宮に新しい「RCの家」モデルハウスがオープンします!!
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