おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
※西宮展示場リポート 第1回目はこちらから
西宮に新しい「RCの家」モデルハウスがオープンします!!
先日よりご紹介しています西宮RCモデルハウスの工事が始まりました!
現場では地盤改良工事の真っ最中なのですが、
今回はちょっと特色ある工法を採用しています。
モデルハウスの建つ場所は、地盤調査の結果、軟弱地盤と判明しました。
鉄筋コンクリートのモデルハウスは、建物単体でもかなりの重量※1になります。
そこで安全性とコストを睨みながら、我われが選んだ地盤改良工法とは・・・
※1 延べ床面積32坪程度の家であれば、木造なら約30t、RC造なら約160t。
今日は宝塚展示場スタッフの沖田がお届けします。
当初は一般的な柱状改良工法(ソイルセメントコラム工法)での地盤改良を検討していましたが、
構造検討の結果、14Mもの杭長が必要で、べらぼうな費用が掛かることが判りました。
(↓クリックで拡大します。)
そこで、今一度三和建設のRC技術者たちが喧々諤々協議し、
軟弱地盤に対応する地盤補強方法として採用に至ったのが『タイガーパイル工法』です。
『タイガーパイル工法』は、一般的な柱状改良工法(ソイルセメントコラム工法)と
段付き形状の鋼管を組み合わせることで、摩擦力がより向上し、優れた支持力が得られる工法です。
メーカーさんの開発主旨説明を見ると・・・
柱状改良工法は、一般的な支持力算定式で評価されているものよりも、
実際にははるかに大きな支持力性能があるようなのです。
ただ一方で柱状改良工法は、現場毎の土質や施工会社の施工精度によって
強度に大きなバラツキが出ることが短所でもありました。
『タイガーパイル工法』は、柱状改良工法に材料強度の安定した鋼管杭工法を組み合わせて
その短所を補い、高い支持力性能を発揮される工法です。
※メーカーHPより
また2006年に日本建築総合試験所からその性能が承認され
「建築技術性能証明書」も取得しています。
それでは、西宮モデルハウスにおいて『タイガーパイル工法』による検討結果はというと・・・
(↓クリックで拡大します。)
検討の結果、なんと14Mの柱状改良杭長さは2.4Mになりました。
ソイルコラム径は600φ、段付き形状の鋼管径は114.3φ。
杭の本数は柱状改良工法の約1.6倍の105本にはなりましたが、
それでもコスト的には、柱状改良工法よりも大幅に下げることができました。
→ その②に続く
※前回の記事はこちらから→地中障害物の撤去・・・費用は誰がもつの?
※続きはこちらから→西宮RCモデルハウス・・・地盤改良杭工事 その②
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