おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
 

※西宮展示場リポート 第１回目はこちらから
西宮に新しい「ＲＣの家」モデルハウスがオープンします！！

「メリークリスマス！」

今日はクリスマス。
昨夜のイブと今晩は、大切な人と過ごされる方が多いのでは？
どうぞ素敵な時間をお過ごしください！

 

 

 

統計を調べてみると、新築される戸建て住宅のうち、
鉄筋コンクリート住宅は僅か2～3％しかありません。

新しく建った家が100棟並んでいても、RC住宅はたった2件か3件・・・
ですから、実際に建築中の現場をご覧になられた方は少ないと思います。

「RC住宅の基礎は、木造と違ってどんな風になっているの？」

ちょうど新しいモデルハウスにて基礎工事が始まっていますので、
三和建設の取り組みをご覧ください。

設計図を元に、基礎梁や基礎床版に使用される鉄筋は
あらかじめ各部位毎に所定の寸法に加工されて現場に搬入されます。

 

基礎梁の各部配筋の名前はこちら↓

 

 

先日、現場監督が捨てコンクリートの上に記した墨を基準にして、
配筋工さんが馴れた手つきで作業を始めました。

配筋順序として、まずは基礎梁から組み上げます。

 

基礎梁の上下の主筋をセットして、あばら筋（スターラップ）を通します。
あばら筋（スターラップ）の継ぎ手位置は、隣合わせが同じ位置にならないように
交互に組まなければなりません。

 

 

 

 

二日後・・・

これが、鉄筋コンクリート２階建住宅の基礎の鉄筋です。

 

「住宅って聞いていたけど、何かビルでも建つの？」

あまりの鉄筋量の多さに、ご近所の方からよくこんな質問を受けますが、
RC住宅の場合、２階建でも標準的にこれくらいの基礎配筋になるのです。

 

 

 

 

そして翌日・・・

現場を訪れると、職人さんや監督以外に、熱心に鉄筋を覗き込む方が・・・

この日は設計監理者による配筋検査がおこなわれていました。
図面の入った大きなカバンを提げているのが、このモデルハウスを設計された先生です。
今回のモデルハウスの設計は、優れたRC住宅を数多く手掛けておられる先生にお願いしています。

 

複雑に組まれた鉄筋を、監理者の目で入念にチェックしてまわります。

先生：「この上端筋、もっと上に上げて固定してください」

監督：「ハイ、分かりました」

 

普段は社内で「設計・施工」一貫で建てることが多いのですが、
今回は少し勝手が違います。

こちらのモデルハウスでは、三和建設が「施主」であり、「施工者」です。

緊張感を持ってRCに精通している先生の検査を受けることは、
三和建設のスタッフとって、実によい刺激となっています。

このRCモデルハウスの建築を通じて、私たちは
 “ワンランク上のRC技術者”　になりたいと願っています。

 

※前回の記事はこちらから→杭の後は鋤き取り、捨てコン、墨出し！「ＲＣの家」西宮モデル現場リポート
※続きはこちらから→「設計基準強度」と「呼び強度」・・・「ＲＣの家」西宮モデル現場リポート


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