おかげさまで創業50年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
※西宮展示場リポート 第1回目はこちらから
西宮に新しい「RCの家」モデルハウスがオープンします!!
12月も中盤にさしかかっています。
気温も寒波の影響で日に日に下がり続けて、
週末には寒さの底を迎える所が多くなりそうとの予報です。
街はクリスマス色で一杯。
忘年会やクリスマス会と、楽しいイベントが目白押しの方も多いのでは?
今年もあと二週間。笑ってフィナーレを飾りたいものですね。
西宮で建築中の新しい「RCの家」モデルハウス。
先日杭工事を終えて、現場は次の作業工程に入っています。
上は「鋤き取り」作業の様子です。
「鋤き取り」とは、根切り底までの余分な土を削り取る作業です。
建築工事では、建物の基礎底まで削り取るのですが、元の地盤面を乱さないよう加減しながら、
丁寧に作業をおこないます。
作業を進めると・・・
先日施工した杭の頭が見えました。
中央には摩擦力を向上させるために挿入した段付き鋼管(→こちら)が見えます。
この杭の上に重量のある鉄筋コンクリート建物が載るわけです。
次の工程は、「捨てコン」と「墨出し」
「捨てコン」とは「捨てコンクリート」の略称です。
「捨てコン」は、構造的な強度が必要なコンクリートではなく、
目的は基礎の底面を平らにして、構造体(基礎)の位置を記せるように敷くコンクリートです。
現場を訪れると、既に現場監督によって墨出しは完了していました。
近くに寄って見てみると・・・
黒いラインが縦横に描かれる中に、赤や青、緑色で「FcS40」や「FG5」といった記号
が記されています。
これらの記号は、構造設計図に記された「基礎床版」や「地中梁」を現しています。
写真の部位の構造図(基礎伏図)では、
こんなふうに記されています。
今回のRCモデルハウスでは、地中梁を示す「FG」は「FG1、FG2、FG3・・・」と、その数は9種類。
構造計算によって、それぞれにサイズや配筋の本数や径が異なります。
墨出し作業の後、工程は基礎配筋工事に入ります。
ベテランの鉄筋工が設計図通り、間違いのないように鉄筋を組み上げていきます。
それぞれの部位毎に色分けして記しておくことで、「ついうっかり」といった間違いを防ぐことにもなるため、
現場では監督がこうした配慮をおこなっているのです。
そんな気くばりのできる監督さんはこちら↓
左から小林監督と藤原監督です。
どんなに営業がうまくても、どんなにいい設計であっても、
実際に“カタチ”に創り上げていくのは彼らです。
監督業は朝も早いですし、この時期の屋外作業は決して楽ではありません。
本当にごくろうさまです。
これから本格的に作業が進みますが、若い力で立派なモデルハウスをお願いしますね!
※前回の記事はこちらから→西宮RCモデルハウス・・・地盤改良杭工事 その②
※続きはこちらから→RC住宅の基礎ってどんなの?・・・「RCの家」西宮モデル現場リポート
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