おかげさまで創業48年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。監督の小林です。
「仁川の家」は、設計監理者の配筋検査も終了し、1階壁・2階床のコンクリート
打設をおこないました。
まずは受入れ検査で、生コン工場から運ばれたコンクリートが指定の配合かどうかを
確認します。
スランプ値も空気量も問題なしです。
コンクリート打設前にもう一度鉄筋のズレや配管の位置、ゴミが落ちていないかを
監督の目でチェックします。
そして、打設を開始しました。まず壁の部分から打ち込んでいきます。
およそ3Mの高さがあるので、一番下の隅までコンクリートが行きわたるよう
バイブレーターで振動を与えながらの作業です。
コンクリートの打設は時間との勝負。生コンプラントから次々にミキサー車がやってきて
空になると入れ替わります。コンクリートはポンプ車を介して打設する階に運ばれますが、
この入れ替わりの時間が空いてしまうと、「コールドジョイント」と呼ばれる打ち継ぎラインが
出てくるので注意が必要です。
また、その他の不具合として「ジャンカ」や「ピンホール」があります。
「ジャンカ」とは、打設されたコンクリートの一部に骨材(砂や砂利)が多く集まってできた
空隙をいいます。
「ピンホール」とは、コンクリート表面に空気が残存したために出来た小さな穴です。
打ち肌のキレイなコンクリートを作るため、このよう不良が出ないように打設時には
細心の注意を払って取り組んでいます。
壁の打設が終われば、スラブ(床)に移ります。
打設が完了すれば、床表面を平滑に均します。
こうして今回の1階壁・2階床のコンクリート打設工事は完了しました。
残るは最上階の工事となります。
※前回の記事はこちらから→仁川の家 ~1階内壁返し型枠・2階スラブ配筋
※続きはこちらから→仁川の家 ~2階壁・3階床 配筋工事
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