2013.03.28

武庫町の家 ~1階壁梁配筋工事

おかげさまで創業48年。私たちは宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

こんにちは。現場監督の安食です。


武庫町の家は、1階外部型枠をおこした後、現在は壁と梁の配筋工事をおこなっています。


壁には主に「D13」と呼ばれる異形鉄筋の直径13ミリの鉄筋を組みます。
異形鉄筋は、コンクリートとの付着性を高め、引き抜き力に抵抗する力を増すために、
表面に凹凸状のリブを設けている鉄筋です。

武庫町の家は、壁式鉄筋コンクリート構造。

壁式鉄筋コンクリート構造は、壁(耐力壁)、床・屋根スラブ(面材)で構成される構造骨組形式で、
階数の少ない(5階建以下)比較的小規模な建築物で採用されます。
阪神・淡路大震災においても、激震地(震度7)での被害が極めて小さかったことから、
その耐震性の高さが実証されています。

この壁式鉄筋コンクリート構造にはその構造規定や技術的基準が厳しく設定されていて、
それらを守りながら、設計も工事も進められるのです。

武庫町の家は3階建で、壁の厚みは18~22センチで設計されています。
この壁の厚みの中に、D13の鉄筋を縦横に二重に組んでいます。

コンクリートを流し込めば、見えなくなってしまう配筋工事。
現場では、所定の間隔で鉄筋が組まれているかを、スケールを当て、工事記録として残しています。

上の壁は、設計図面で「D13-@175」の表記。
異型鉄筋の13ミリを縦横175ミリ間隔で組むのです。

また、鉄筋コンクリートの建物を扱う三和建設では、コンクリートに発生する「ひび割れ」をいかに
抑制するかについて、試行錯誤を繰り返してきました。
特に、窓や出入り口などの開口部は、応力が集中するので、開口端部に「ひび割れ」が発生
しやすいのです。そこで現在当社では、社内基準で「ひび割れ」の抑制のために、開口端部に
ワイヤーメッシュ(金網)を入れています。

他にも当社独自の取り組みはたくさんあります。

『鉄筋コンクリート住宅なら三和建設』
皆さんからそう呼ばれるよう、現場品質の向上に努めています。

※前回の記事はこちらから→武庫町の家 ~1階壁外部型枠工事
※続きはこちらから→
武庫町の家 ~2階壁梁配筋工事
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