2013.04.01

24時間換気システム その①

おかげさまで創業48年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

こんにちは。宝塚展示場の山田です。

先週末はあちらこちらで桜が満開でしたね。
お花見に出かけた方も多いのではないでしょうか?
春うららかなひと時を過ごされたことと思います。

先日のブログに引き続き、『RCの家』 モデルハウスからも満開の桜便りです。
私たちのモデルハウスのある阪急宝塚ハウジングガーデンに程近い、
『花のみち』でも桜が見ごろを迎えています。

3/24のブログでご紹介した時よりも更にたくさんの蕾が開き、
自転車で通り抜けると、連なりあった桜の枝が次々と目に飛び込んで、
美しい景色を見せてくれます。
桜の季節もあと少しですが、残り少ない時間を楽しみたいですね。

最近では「桜の季節」 =「花粉の季節」 とお悩みの方も多く、
更にPM2.5や黄砂など、まだしばらくは窓を開けられない期間が続きそうです。
で、今日は24時間換気システムについて・・・。

写真は宝塚展示場RCの家展示場に設置されている、
24時間換気システムの給気口(上)と排気口(下)です。

2003年の建築基準法の改正以降、新築住宅への設置が
義務付けられた24時間換気システムですが、
なぜ必ず付けなければならないのでしょうか?

それは最近の建物の性能に関係しています。
昔の建物は建物自体にすき間が多くて、自然に換気が出来ていました。
今の建物は、施工技術が進歩したこともあり、気密性が高い構造になっています。
気密性の高い建物のメリットはというと・・・
①外の気温(暑さ・寒さ)を室内へ伝えない。
②室内で暖めた空気や冷やした空気を外へ逃がさない。
①+②のおかげで熱エネルギーのロスがなく、無駄な電気代が省ける建物になる
という利点があります。

でも、換気の面から考えると、
室内の汚れた空気(燃焼器具や呼吸によるCO2やシックハウスの原因物質など)が
外へ出て行かず、自然換気はあてにできない・・・という事になります。
高度成長時代に建てられたコンクリートの団地では、換気不足で結露が発生し、
その結果、カビやダニで、健康被害に至った事例もありました。
そこで、先進国と同様に、換気を自然に任せるのはなく、機械でコントロールして、
室内の空気を計画的に入れ替えることが義務付けられました。
最近の住宅では、室内に新鮮な空気を取り入れるために、
「24時間換気システム」を設置しています。

でも、換気の度に室内の暖めた空気や冷やした空気を外へ逃がしては
もったいないですよね。どんな対策があるのでしょうか?
次回は換気の種類と性能についてお伝えしたいと思います。

※前回の記事はこちらから→宝塚展示場紹介~大理石の魅力
※続きはこちらから→
24時間換気システム その②

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