おかげさまで創業48年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。
こんにちは。鉄筋コンクリート住宅の現場監督、小林です。
今回は基礎配筋工事の様子をお伝えします。
今回使用する鉄筋を載せたトラックが現場に到着しました。
中央に見えるのは、地中梁に使用するため、あらかじめ□に加工された鉄筋です。
指定通りの品質とサイズかどうかを確認して、荷受けとします。
写真は「D22」の鉄筋。「D」は異型鉄筋を、「22」は直径22ミリを表しています。
まず、捨てコンクリートに描かれた耐圧版(FS)や地中梁(FG)配筋の割り付けをおこないます。
はじめは耐圧版の配筋から。
耐圧版の鉄筋は、もち網状に上下二重に配筋するのですが、位置決めをするために
下の鉄筋(下端筋)の一部をまず組みます。
次に地中梁の配筋です。
あらかじめ加工された□の鉄筋を設計図の間隔で配置し、梁の上下に「主筋」と
呼ばれる鉄筋を通します。
□の鉄筋は、「スターラップ」と呼んでおり、別名は「あばら筋」
コンクリートと一体になった際に「主筋」を拘束し、地中梁の「曲げ」に対する「粘り」を
発揮させるのです。
地中梁の配筋が終われば、耐圧版の鉄筋を地中梁を貫いて配筋します。
地中梁で囲まれた耐圧版は長方形。
短辺方向と長辺方向で、設計で指示される鉄筋のサイズや間隔が異なる場合があります。
短辺・長辺で呼び方が異なり、短辺方向を「主筋」、長辺方向を「配力筋」と呼んでいます。
写真の耐圧版なら、短辺方向(主筋)が上下共に、D13とD16の鉄筋を交互に200ミリ間隔で。
長辺方向(配力筋)は上下共に、D13で250ミリ間隔での配筋となります。
正方形に近い耐圧版の場合、主筋と配力筋を取り違えてしまって、検査で指摘されることも
あるので、あらかじめ「墨出し」で方向を指示しています。
こうして、基礎の鉄筋工事が終わりました。
次はコンクリートを流し込む前に、地中梁の側面の型枠を組みます。
型枠の内側にはあらかじめ断熱パネルを仕込んでおきます。
使用しているのは、押出法ポリスチレンフォーム保温板。
コンクリート打設後はコンクリートと密着することで、高い断熱性能を発揮するのです。
※前回の記事はこちらから→仁川の家 ~掘削・レベルコンクリート施工
※続きはこちらから→仁川の家 ~基礎コンクリート受け入れ検査
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