2013.04.05

値上げの春がやってきた!

おかげさまで創業48年。私たちは兵庫・宝塚の鉄筋コンクリート技術者集団です。

こんにちは。営業の沖田です。
4月に入って、街にはフレッシュマンが溢れています。
毎年、初々しい姿を見ると、自分の入社時のことを思い出します。

「あの頃は・・・」
懐かしく思い出に浸る前に、新入社員に負けじと自分を戒めています。

4月1日より、サラダ油やオリーブ油などの食料品、トイレットペーパーなどの
日用品が値上がりしました。

今後、業務用小麦粉が6月20日に値上げされ、パンやうどんの商品価格にも
影響が出そうです。アベノミクス効果で円安が進んでおり、原油や穀物など
原材料の輸入価格が上昇しているためで、5月以降も値上げの動きが広がりそうです。

そしていよいよ・・・
政府は4月2日、関西電力と九州電力の電気料金引き上げを認可しました。

5月1日よりの値上げとのことで、しばらくご無沙汰の関西電力担当者から
早速メールが届いておりました。

関西電力の家庭向けの値上げ幅は9.75%。
原子力発電所の停止で増えた火力発電用の燃料費を厳しく査定して、
11.88%→9.75%へ、2%以上も圧縮されましたが、それでも冷静に見ると、
約1割のアップです。

「で、実際いくらアップするの?」
とっても気になります。
関西電力のホームページでも、改正前と改正後のシミュレーションができるので一度お試しを。

先の担当者から送られてきた添付資料に簡単なシミュレーションが載っていました。
一般的に、ガスと電気を併用でお使いの家庭の電気料金メニューは【従量電灯A】です。

一般のご家庭で、一年のうち最も電気を使用するのは1月と言われています。
標準的なご家庭では、約600kWh程度の使用量ですので、1800円程度アップします。
逆に最も使用量の少ないのは、5月や10月。
300~400kWh使用すると、900円程度のアップとなります。

次にオール電化のご家庭。(ちなみに我が家もそうです。)
料金メニューは【はぴeタイム】

上の算定式では、契約容量が10kVAで、使用量が670kWhの場合、1615円のアップですが、
オール電化住宅の場合は、「はぴeプラン」(※ガスを全く使用しない場合)の適用で合計額
からさらに10%の割引が適用されます。で、計算すると1454円のアップとなりました。
でも、実際には家族構成や冷暖房を何でやるかによって電気使用量は変わります。
私どもでオール電化住宅で建築いただいたご家庭の場合、経験上、月平均で15000円程度の
ご家庭が多いと思いますので、あてはめると約2000円のアップとなりそうです。

2000円 ×12ヶ月 = 24,000円(年間)

かなりの電気代アップになりますね。
これまで「割安」と言われ、右肩上がりに棟数を伸ばしてオール電化住宅ですが、
当社でも新築住宅の場合、最近はガス併用を選ばれる方が明らかに増えています。

さらにオール電化住宅で、エコキュートや蓄熱式暖房機を設置されている住宅は、
毎月の電気代から機器容量に合わせて一定額を割引する「マイコン割引」が適用されており
年間の電気代を押し下げていましたが、今回この単価も大幅にダウンします。

エコキュート460Lと蓄熱暖房式暖房機7kwを設置の場合、従前なら
エコキュート分2kw+7kwの9 kwに168円を掛けて、毎月1512円が電気料金から割引されました。

今回の改訂で、168円→126円と、△42円なので、月の割引額は1134円、その差年間では△4536円となり、
実質年間4536円の値上げとなります。

我が家の電気使用量もかなりのものなので、この値上げ幅に正直、恐れおののいています。
電気代のことばかり触れましたが、今回はガス代も値上がりします。
どちらにしても、より一層「省エネ」と「創エネ」の住宅が今後も脚光を浴びそうです。

※前回の記事はこちらから→電気料金値上げ~これからどうなる?
  ※続きはこちらから→ どうなるの?電気料金
   
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